ミームコインに動き有り?シバイヌ(SHIB)は+10%を超える上昇に
Daily Market Report 2024/5/16
_
・5月1日からの騰落率
騰落率ランキング上位15銘柄(期間2024/5/1 – 2024/5/14)
当社クローズレート(Bid)より作成
上図は、2024/5/1~5/14における当社レバレッジ取引取扱い銘柄の騰落率ランキング上位15銘柄である。
XEM(ネム)とXYM(シンボル)は5月に入ってから21%を超える上昇となった。
XEMとXYMは日本国内で人気を集めるアルトコインであり、5/22~5/24に開催されるNexTech Week 2024 第5回ブロックチェーンEXPO春にNEM/XYMコミュニティが出展することから、それらに対する期待感で買いが集まったと考えられる。
ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)も10%を超える大幅な上昇となっており、他銘柄に差をつけた。
要因として考えられるのは、「Roaring Kitty」というハンドルネームで知られるKeith Gill氏のSNS復活だろう。
Gill氏は、米国における2021年のゲームストップ株騒動の仕掛け人とされており、その騒動で当時のゲームストップ株はひと月の間に+1,000%を超える上昇を果たした(5/15 コインテレグラフ)。
なぜ、Keith Gill氏の復活によりミームコインの価格も上昇するのか。
今回は、当社でも人気のあるSHIBを軸に、上昇の要因と今後のターゲット価格について解説する。
・上昇要因は?今後のターゲット価格は?
SHIB/JPY 4時間足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
SHIB(シバイヌ)のチャート・価格情報はこちら
上図は、2024/5/1から5/15までのSHIB/JPYの4時間足チャートである。
5/13にKeith Gill氏のX(旧Twitter)アカウントに変化があった。
2021/6/19の投稿を最後に3年近くアカウントの更新がなかったが、突如として投稿を再開したのだ(上図赤枠のタイミング)。ゲームをする人物が椅子に座りなおすというミーム画像を投稿し、その投稿から24時間以内に2021年に氏が仕掛けたゲームストップ株は一時+111%上昇した(5/14 コインテレグラフ)。
当社でも取扱いのあるDOGEとSHIBもそれに合わせて上昇し、どちらも前日比+5%を超えた。
ゲームストップとミームコインの連動の関係は、2021年のゲームストップ株騒動まで遡る。
当時、Keith Gill氏がr/Wallstreetbets(Reddit)で活動を行い、ヘッジファンドと個人投資家間の戦いに火をつけた。結果的にゲームストップはひと月の間に+1,000%を超える上昇を果たし注目を集めたが、同じ頃にSubredditでモデレーターを名乗る人物がXでDOGEに関するポストを行った(5/13 コインテレグラフ)。
それにElon Musk氏が反応し、DOGEは80%以上の上昇となった。
このような背景により、ゲームストップとミームコインの連動性について市場は認識しており、今回のゲームストップとミームコインの値動きで市場は連動性を改めて認識した。
はたして、ミームコインの盛り上がりはいつまで続くのか。以下で考察する。
・重要人物の動静
2021年のゲームストップ株騒動では、Elon Musk氏のポストが価格に大きく影響を与えた。
5/15 午後6時時点では本件に関してMusk氏は反応していないが、今後反応することがあればゲームストップ株騒動の再来となる可能性も考えられる。
これに対して、Keith Gill氏は5/13のSNS活動再開以降、定期的にポストを行っている。
活動再開以降のポストの表示数は最低でも160万を超えており、市場は氏の動向に注目しているようだ。
仮に、Elon Musk氏が追従して本件についてポストした場合、ゲームストップ株騒動のときのように市場は反応を示すかもしれない。
5/15現在、SHIBは0.00343~0.00350円付近で推移している状況ではあるが、上述した重要人物の発言が材料となる可能性があり、これを市場が好感した場合は一段上の節目である0.0040円付近まで上昇する展開は想定してもよいかもしれない。
一方で、2021年の騒動の時とは異なり、大きな値動きにはならないだろうとの予測もある。
未決済のショートポジションの規模が2021年と比べはるかに小さいため、仮にカバーや強制決済の連鎖が起きたとしても上昇幅の規模は小さくなるだろうとアナリストは指摘しているようだ(5/14 コインテレグラフ)。
ミームコインはボラティリティが高く、短期で利益を得ることができる一方で、先に上げたゲームストップ株の値動きや、重要人物の発言によっては突発的な値動きになることも考えられる。
市場に参加する場合は、最新のニュースや市場の反応の仕方にも目を配っておきたい。
(5/15 午後7:00時点)
◆本資料においてお客様に提供される情報は、株式会社DMM Bitcoinが収集・作成等したものです。
◆本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。
◆本資料は、本資料作成時点で株式会社DMM Bitcoinが信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
◆本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、株式会社DMM Bitcoinおよび本情報提供者は一切の責任を負いません。
◆本資料のグラフ・データ等は、過去の実績または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
◆本資料に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は、株式会社DMM Bitcoinまたは権利者に帰属します。お客様は、本資料に表示されている情報をお客様自身のためにのみ利用するものとし、第三者への提供、再配信、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。