【暗号資産ウェザーレポート】トレンド系は雨(売り)シグナルに転換。もみ合い継続から次のトレンドを模索する段階へ
Daily Market Report 2024/5/13
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☁】/トレンド系:【☂】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「曇り(中立)」
RSIは5月上旬に売られすぎを示す30台まで下落後にいったんは反発したものの、中立となる50を回復できていない状況だ。
900万円を割り込む水準では自律反発の動きが見えたが、1,000万円は明確に回復しておらず、依然として売り圧力が強い状況となっている。
ストキャスティクスについても、5月上旬に売られ過ぎラインとなる20を下回ったが、その後は反発し現在は中立ラインでの推移となっている。
モメンタムは0を上抜けし、売りから買いに変化した。価格が下落しているものの、モメンタムが上昇を描いていることでダイバージェンスが発生しているとも捉えられる。近い内に価格が反発に向かう可能性もあり、注視しておきたい。
MACDは5/7にシグナルを上抜けするゴールデンクロスが発生したものの、足元では再度シグナルの下抜けを試す形状となっている。しかしながら、MACDの角度がゆるく、トレンドは弱いと考えられるため、デッドクロスとなったとしても強い売りシグナルとは判断しにくい状況だ。
ターゲットプライスは、9,665,700 円
・トレンド系の総合判断は、「雨(売り)」
前回のレポートから10SMAが下落傾向を描き、売りシグナルとなったため、総合判断は売りとなった。
上には1,000万円付近に50SMAが蓋をする格好として位置しており、下には200SMAが760万円付近で大きなサポートとなっている。
3つのSMAが収れんしている状況で上下に動きにくい状況がしばらくは継続するかもしれないだろう。
日柄を重ねながら、上下のレジスタンスとサポートを試しながら次のトレンドを模索する状況となっている。
現在の価格である950万円付近に10,20,100SMAが収れんしつつある状況となっているが、現在の価格は20SMAがレジスタンスとなる一方で、100SMAがサポートとして機能し、徐々に2本の線の間隔が狭まってきている。
上下どちらの線を価格が抜けるかによって方向性が変わるため、SMAと価格の位置関係は注視したい。
ただし、長期線を抜けることは相場にとってのインパクトが大きく、100SMAを下抜ける場合には大きな値動きとなる可能性があるため、下落方向への動きにも警戒が必要だろう。
ターゲットプライスは、9,091,500 円
■先週の振り返り
足元の相場は、半減期を通過し独自材料に欠ける状況で、イスラエルによるラファ攻撃と停戦交渉をめぐる中東情勢への懸念もあり、じわじわと上値を削っている。
そうした中、3日に発表された米雇用統計では雇用者数が下振れし、失業率が上昇した。また、10日に発表された米新規失業保険申請件数が8ヶ月ぶりの高水準となったことで労働市場の逼迫緩和と景気減速の兆候が見られた。
これらは、米国の利下げ開始を支持する内容となったことで、リスクアセットに買いが集まるようになり米国株を中心に上値を追う展開となった。
BTC/JPYも900万円台を下回る水準から、900万円台半ばから後半での推移となり一時1,000万円をタッチする場面もあった。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・ビットコインの取引所流入量が過去10年で最低水準に(5/8 コインテレグラフ)
・グレースケール、イーサ先物ETFの申請取り下げ(5/8 コインテレグラフ)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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