【暗号資産ウェザーレポート】トレンド系は雨(売り)シグナルに転換。調整は進むのか、または半減期期待が市場を押し上げるのか

Daily Market Report 2024/4/15

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一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☂】/トレンド系:【☂】

~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~

・オシレーター系の総合判断は、「雨(売り)」
オシレーター4種ともに先週と同様のパターンとなり、総合判断は売り継続となった。

RSIは4/8の60をピークに本日時点では44付近を推移し、中立のシグナルが継続中である。

同様にストキャスティクスゴールデンクロスの形成は好材料だが、メインラインは中立にあるため買いシグナルとまでは言えない状況だ。

モメンタムは0に絡む動きとなっており、本日時点では-500,000付近で推移している。弱含みが続いており、先週に引き続き売りシグナル継続。

MACDのヒストグラムは拡大傾向のため、下落トレンドのピークアウトはまだ先か。相場の反転するタイミングはもう少し先かもしれない。

ターゲットプライスは、9,430,584 円

・トレンド系の総合判断は、「雨(売り)」
週前半の総合判断は買いとなっていたが、ここ2日の下落で10SMA、20SMA、50SMAが下落基調に変わった。

現値(約1,000万円)は10SMA、20SMA、50SMAの下まで進み売りシグナルは一転、売りとなっている。

サポートとなっていた50SMA(約1,005万円)がブレイクされており、オシレーター系の売りとともに市場は弱気に傾きかけていると言えるかもしれない。

現在の価格と50SMAが重なっており、この水準でもみ合いが続きそうな局面であるが、

10SMAと20SMAが1,035万円付近に位置しており、上値を抑えられる格好になっている。

今週は半減期が絡んで変動の大きな展開となることが想定できるが、10SMAと20SMAをクリアし、50SMAがサポートになる展開となれば、再度、1,100万円をトライする動きとなる可能性もあろうか。

一方で、中東情勢がより悪化するようなことになれば、調整が進む可能性がある。

この場合、3/20の安値であり50SMAと100SMAのほぼ中間地点となる、920万円付近までの下落が視野に入るため、注意が必要となる。

ターゲットプライスは、9,430,584 円

■先週の振り返り

先週のBTCは、先々週の4/2に付けた下髭(975万円)を回収する形となり、4/8には一時1100万円まで上昇した。その後1040万円~1080万円の間で推移し、日曜日未明から一時約930万円まで下落した。

その要因は、イランがイスラエルへの前例のない攻撃を開始した中東紛争の激化懸念によるものであろう。

イランは300発以上のミサイルと無人機を発射した。イランが自国内からイスラエルを攻撃したのは今回が初めてである。今回の攻撃は、在シリア・イラン大使館への空爆に対する報復措置であると言われている。

これにより、BTCの半減期による上昇期待は腰を折られる格好になったか。

引き続き半減期期待という好材料がある中で、中東情勢の緊迫による悪材料が混在しており、今週も材料によって一喜一憂する展開が考えられる。

定石通り、4/20頃に予定されるBTC半減期によってBTCが上昇するのか注目だ。

■1週間の主な暗号資産ニュース

・香港のビットコイン現物ETF、中国から巨額資金流入の見込み(4/13 コインポスト)
・グレースケールCEO、「GBTCからの資金流出は均衡に達した可能性」(4/11 コインポスト)
・イランの攻撃実施、市場に新たな波乱リスク-警戒される報復の連鎖(4/14 bloomberg)
・ブレント原油伸び悩む、イランのイスラエル攻撃で一時は91.05ドル(4/15 bloomberg)

※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。

天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。

・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点

・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。

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2024-04-15
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