【暗号資産ウェザーレポート】オシレーター系は「売り」、トレンド系は「強い買い」が示すBTCの行方
Daily Market Report 2024/4/8
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☂】/トレンド系:【☀】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「雨(売り)」
モメンタムが買いから売りに転換したことにより、オシレーターの総合判断が中立から売りに。
RSIは引き続き50~60あたりを推移しており、4月以降は大きな変化が見られない。
同様にストキャスティクスは4/1に90ほどでデッドクロスを形成し売りとなっていたが、現在は60ほどと中立に落ち着いており、先週に続き中立となっている。
モメンタムは4/3以降にマイナス圏を推移しており、売りシグナルへと転換した。
MACDは3/15以降は一貫して売りシグナルを発しているものの、ヒストグラムは縮小傾向のため、先週に引き続きほぼ中立に近い売りシグナルと言えるだろう。
ターゲットプライスは、9,996,246 円
・トレンド系の総合判断は、「快晴(強い買い)」
週中には曇り(中立)となっていたが、4/6から10SMA、20SMAが晴れに転換し、全てのSMAが買いシグナルとなった。
3/29に10SMAが20SMAを上回って以降、現在も10SMA、20SMA、50SMA、100SMAのパーフェクトオーダーとなっている。
現値は1,050万円付近であり、その下に1,041万円の10SMA、1,028万円の20SMAがサポートする格好となっている。3/20以降は日足安値の水準が徐々に切り上がっており、1,080万円を上限とした強気の三角保合いを形成中と捉えることもできる。
オシレーター系が売りシグナルとなっているだけに、半減期を前に短期的には調整が入る可能性があり、この場合は、10SMAと20SMAの価格帯(1,028~1,041万円)で留まるかに注目したい。
20SMAが下回るようだと、50SMAが位置する968万円付近までの調整も視野に入れておきたいところだ。
逆に三角持ち合いを上放れた場合、1,080万円のレジスタンスをブレイクすれば、再びATH(All Time High:過去最高値)達成が見えてくるのではないだろうか。
ターゲットプライスは、11,574,600 円
■先週の振り返り
先週は4/2に7%ほど大幅に下落し、それを徐々に戻す展開となった。
4/2に下げた要因は、米政府がシルクロードから押収した約200億円相当のBTCが取引所に送金されたことよる嫌気や、4/1公表の想定より強い米ISM製造業指数がネガティブサプライズとなったことだと考えられるだろう。
米国の中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、利下げをするにはインフレ鈍化の明確なシグナルを待ちたいとの発言をしており、6月に市場が見込んでいる利下げ観測もやや後退しつつある。
さらに今月の中東情勢は一段と悪化しインフレに直結する原油価格も上昇基調にあり、地政学的なリスクも高まっていそうだ。
テクニカル上では再度ATH(過去最高値)達成は難しくないと捉えられるかもしれないが、上記のファンダメンタルズにより一気に下落するシナリオも想定するべきか。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・200億円相当の送金を確認 米政府、ビットコインをコインベースで売却か(4/3 コインデスク)
・米国株式市場=1%超下落、FRB当局者が利下げ慎重姿勢表明(4/5 ロイター)
・リップル社、米ドルステーブルコイン発行へ(4/5 コインデスク)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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