【暗号資産ウェザーレポート】BTCは一時920万円まで下落。トレンド系は買いサイン継続も踊り場か
Daily Market Report 2024/3/25
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☂】/トレンド系:【⛅】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「雨(売り)」
先週と同様にRSI、ストキャスティクスは中立を保つも、モメンタムが売りへと転換した。
2022/11の前回高値(約6.9万ドル)を大きく割り込んだ先週3/15にMACDはデッドクロスを形成したが先週も下落トレンドを継続している。
モメンタムは3/4のピークから右肩下がりの弱い形状が続いていたが、3/16にはマイナス圏に突入しており相場の勢いに陰りが出てきていることを示唆しているようだ。
ただし、3/23を底として3/24には反転しているために、下落トレンドに繋がるような気配は強くないとも言えようか。
RSIとストキャスティクスは概ね中立ラインを維持しているため、強い売り(雷雨)までの悪化をすぐに警戒するほどのレベルではないだろう。
3月中旬からの価格のピークアウトと共にオシレーターは全体的に悪化傾向である。中立(曇り)や買い(晴れ)への転換は容易ではなさそうだ。
ターゲットプライスは、9,571,582 円
・トレンド系の総合判断は、「買い(晴れ)」
先週と比較し10SMAは売り→買い、20SMAは買い→売りへと転換した。
先月からの著しい上昇により現在値は50SMAと100SMAより大きく上回っているものの、10SMAと20SMAは約990~1,010万円の狭いレンジに位置している。
3/22に10SMAが20SMAをデッドクロスしており、現状レベルである1,000万円はかなり上値が重い印象となっている。
今後は10SMAをサポートに日柄をこなしながら再度、10SMAが20SMAの上に位置する水準となるかに注目しておきたい。
価格が1,010万円を超えると上値トライの機運が高くなり、強い買い(快晴)への可能性も出てくるだろう。
一方で990万円を下回ると中立(曇り)となるため、下落調整が強くなる展開となる可能性が高くなる。
トレンド系は買いサイン点灯中であるが、少しの価格変化で景色が変わる踊り場でもあり注意が必要な局面といえるだろう。
ターゲットプライスは、10,579,116 円
■先週の振り返り
ここ一週間でBTC/JPYは始値約972万円、終値約1,007万円と小幅上昇となったものの、週の半ばには安値920万円をつける場面もあり、値動きの荒い展開となった。
3/19に日銀が17年ぶりとなるマイナス金利解除を決定し、3/21未明に米FRBは政策金利の維持を発表した。
これらのイベントの結果に対し市場は概ね好感を示し、日米の主要株式指数は改めて史上最高値を更新するなど活況となった。
一方で、BTC/JPYは高値更新とはならず、3/20には2周間ぶりの安値となる約920万円まで下げる場面もあった。
足元では1,000万円に回復しているが、ビットコインETFからは資金流出が続いているなど明るい材料に乏しい状況となっている。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・米国のビットコインETFは2億6100万ドルの純流出 3日連続で流出続く(3/21 COINTELEGRAPH)
・米SEC、グレースケールのイーサリアム先物ETF申請を再度延期(3/23 COINPOST)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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