【暗号資産ウェザーレポート】ドル建てでも最高値の70,000ドルを更新したBTC、今後の展開は
Daily Market Report 2024/3/11
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【⛅】/トレンド系:【☀】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「晴れ(買い)」
オシレーター系は、先週に引き続き、RSI・ストキャスが中立、モメンタム・MACDが買いを示している。総合判断は晴れ(買い)。
MACDはMACD線とシグナル線がプラス圏にあることから上昇トレンドを示しているが、デッドクロスも視野に入る形となっている。さらに、ヒストグラムは減少傾向にあるため、一旦は上昇の勢いは落ち着いたと言えるかもしれない。
モメンタムは3/4をピークに下落基調となっており過去最高値を更新したような勢いはないものの、直近では反転上昇しており買い気配に転じている。
RSIは70を超え、買われすぎと言われる水準が2/6以降継続している。現状は80付近となっているが、形状が横ばいで下降に転じていないために中立となっているが全般的には右肩下がりであり高値警戒が必要なレベルが継続している。
ターゲットプライスは、10,731,211 円
・トレンド系の総合判断は、「快晴(強い買い)」
先週のレポートに引き続き、パーフェクトオーダーが継続しており総合判断は快晴(強い買い)となっている。
最高値更新を果たした後も依然として買いトレンドが継続しており、相場の強さを示している。
3/5に調整からの下落となった際もSMA(10)付近でとどまっており、移動平均の上に現在価格が位置する強い形状だ。
ただし、1,000万円の大台に乗せたことにより、上値抵抗が出てきているのも事実で1,020万円から1,030万円では売りに押される局面が続いている。
オシレーター系ではMACDのヒストグラムの減少やRSIの位置など過熱感がみられる状況にもなっており、利益確定の売りに押される場面も想定しておく必要があろうか。
下落した場合は、SMA(10)の位置する975万円付近やSMA(10)とSMA(20)の中間地点付近となる940万円付近がサポートとなるかに注目したい。
ターゲットプライスは、11,242,221 円
■先週の振り返り
3/4に円建てで節目となる1,000万円にタッチしたBTCは、3/5にはドル建てでも最高値となる69,000ドルにタッチした。
その後は達成感からか売りに押される展開となり、一時900万円を割れる場面もあったが、大きな下落とはならず土日でやや反転した。
調整後はドルベースでは7万ドルにタッチする場面が何度かあり、足元では下値を切り上げる形で上昇、現在1,000万円付近を推移している。
現在のメイントピックはやはりETFからの資金流入であり、流入が継続する限りは相場も上昇傾向を維持する可能性が高いといえよう。
3/9にはドル建てで節目となる70,000ドルにタッチしたあと、すぐ反落する場面が見られたが、その後下値を切り上げながら上昇しており相場の力強さがみられる。
一方で、資金流入の鈍化あるいは資金流出に転じた場合、当然これまでの上昇を吐き出すことになるためETF絡みの資金フローには今後も注目したい。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・ビットコイン上昇、初の6万9000ドル台-2021年以来の最高値更新(3/5 BLOOMBERG)
・現物ETFがけん引 世界のファンドが運用するビットコインが計100万BTC超に(3/6 COINPOST)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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