最高値を記録したビットコイン、次のターゲットは6万ドル(900万円)か?

Daily Market Report 2024/2/22

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日本円建てで過去最高値を記録したBTCと好調なETH

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上図は、2024/1/1~2/21までのBTC/JPYとETH/JPYの価格変動率である。

まずは、1/1からのBTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)の価格推移を簡単に振り返る。

1/10(米国時間)、BTC現物ETFがSEC(米国証券取引委員会)によって承認されたが、その後は材料の出尽くしや、米国雇用統計の強い結果を受けた米国金利の高止まり懸念から、BTCとETHの価格は上値の重い状況が続いた。

2月に入ると、BTCの半減期(2/21時点でBTCの半減期は4/19~4/27頃)への期待感からか、BTC、ETH共に価格を伸ばし、BTCに関しては2/20に日本円建てで過去最高値である790万円を記録した。

ETHに関しても、2/21に2022/4以来の高値となる44万円を記録した。

このETHの価格上昇の背景には、レイヤー2の取引手数料削減を目的とした「Dencun」アップデートが3/13に控えていることや、ETH現物ETFの承認への期待感があると思われる。

ETHの価格上昇に関しては、2/15の当社マーケットレポート「過去最高値更新のBTC。ETHも「Dencun」で50万円も視野に入るか?」でも説明しているため、そちらをご覧いただきたい。

以下では、今後のBTCについて考察する。

直近の推移と今後のBTCについて

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上図は、2024/1/1~2/21までのBTC/JPYの日足チャートとRSIである。

上図を確認すると、1/28に5日移動平均線が75日移動平均線を上抜けし、ゴールデンクロス(上図 白丸A)が確認されたものの、BTCは650万円付近で揉み合いが継続した。

その後、2月に入り移動平均線が上から短期(5)・中期(25)・長期(75)と順に並ぶ上昇のパーフェクトオーダーも形成され、2/6頃から上昇を続け、2/20には上述のとおり日本円建てで過去最高値である790万円を記録している。

直近では節目となる800万円付近が一旦のレジスタンスラインとなりそうだが、ドル建てで考えると、5万ドル(5万ドル×150円=750万円)を上抜けしているため、次のターゲットは6万ドル(900万円)が考えられるだろう。

2/22に発表された米国のエヌビディアの決算が予想を上回る結果となり、日経平均株価も過去最高値を更新している状況でリスク資産への資金流入が強くなると、ビットコインにも強い追い風となる。

日本円ベースでは過去最高値を更新しているビットコインはここから上は真空地帯となり、青天井的な強い上昇となる可能性もあるだろう。

一方で、直近一週間は770万円付近を行き来しており上昇の一服感も出てきており、相場の過熱感を示すRSIは、一般的に買われすぎと判断される80%以上(上図 白丸B)を推移している。

このため、800万円を前に短期的には調整が入りやすい状況であるともいえる。

調整が入った時の下値の目途は5万ドル(750万円)付近や中期25日移動平均線がある700万円付近といったところか。

BTCに関しては、過去最高値を記録し、今後も半減期への期待感から価格の上昇が考えられる。その反面、RSIなどのオシレーター系指標からは下落シグナルも発せられているため、引き続き注意が必要である。

(2/21 午後6:00時点)

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