XRPもETF申請?今後の動きのキーポイントは75円の攻防か

Daily Market Report 2024/1/31

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ETFのフェイクニュースで期待感が剥落?

XRP/JPY 週足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、2022年9月から現在までのXRP/JPYの週足チャートにボリンジャーバンド(20日間、青:2.0σ,黄:1.0σ)を描画したものである。

上図の通り、2023年7月以前のXRP/JPYは有価証券問題(米SECとの「リップル裁判」)を抱えていたため、75円付近で上値を抑えられる展開が続いていたが、7/13に「個人向けに販売されたXRPは有価証券にあたらない」との判決が下されると、一時120円台まで上乗せた。

判決翌週からは、「事実売り」に押される展開となったが、それまでの高値圏だった75円からは、市場参加者の買い意欲が下支えとなり、11/8に開幕を控えていた年次カンファレンス「Swell」に向けて再び100円台に乗せた。

更にその翌週からは、Swellへの「事実売り」に押される中で、XRPのETF申請の報道(※フェイクニュース)が流れたことで一時Swellでの高値を更新した。しかし、これが資産運用会社になりすました申請によるものだったと明らかになると(2023/11/15 CoinPost)、その失望感もあったのか、年明けには再び75円前後の価格帯まで落ち込んだ。

足元のXRP/JPYは75円前後、ボリンジャーバンドでは1.0σ(黄)で推移している。

この価格帯は、2022年9月、2023年3月、5月の高値圏であり、9月、12月には下値圏となった重要な価格帯といえる。

仮に、75円台で耐えられず大きく下抜けた場合には、弱気相場入りしたと捉えられ、前回11月の上昇の2.0σを大きく上振れる展開が下方向へ起きる可能性も考えられる。

一方で、ボリンジャーバンドの2.0σ(青)は2022年6月以来タッチしていないことから、ボリンジャーバンドを用いた市場参加者にとっては、割安感があり、この付近から買い圧力も強まるとも考えておいたほうがよいだろう。

XRP/JPYの上値については、2023年7月の勝訴と、2023年11月のSwell、ETFのフェイクニュースが目安となる。ここで、今後の展開を見るうえでリップル裁判は再現性が薄く、Swellは当分先になるので、今回はETFに関連した場合の上昇をチェックしておきたい。

XRPのETF上場については昨年はフェイクニュースに終わったものの、公式ページの求人情報にETFに言及した職務の記載が新しく加わったことから、上場申請を準備しているのではないかと再び注目されている(2024/1/29 CoinPost)。

昨年11/13週の上昇を見る限り、仮にXRPのETFが申請された際にはSwell以上の値動きとなるポテンシャルを秘めているようだ。

しかし、XRPがETF化するまでには難題が多く、ビットコイン現物ETF化時の報道や、今回のXRPの報道でも、「XRPのETF承認には、先物のETF申請がまず必要」とする見方があった。

これは、暗号資産のETF化には、①CMEの先物上場→②先物ETF上場→③現物ETF上場という流れとなるが、現時点で、XRPは①のCMEでの先物上場を果たせていないという見解である。

仮にもし①CMEに上場した場合でも、③現物ETFの上場までにはどのくらいの期間を要するだろうか。

ここで、XRPよりも先に先物が上場し、先物ETFが上場したBTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)をみておこう。

CMEの先物上場から現物ETFの取引開始まで

(日付は取引開始日 当社作成)

まず、上図よりビットコイン(BTC)について。

CMEのBTC先物は2017/12/18に上場し(①)、先物ETFは、2021/10/15に米国証券取引委員会(SEC)に米資産運用会社のプロシェアーズの申請が承認され、2021/10/18に上場した(②)。

その822日後、11種類のBTC現物ETFが2024/1/10に承認され、翌11日に取引開始となった(③)。

次に、イーサリアム(ETH)について、ETH先物のCME上場は2020/12/17(日本時間)に発表され、2021/2/8に取引開始となり(①)、その966日後の2023/10/2に6種類の先物ETFが上場した(②)。そして、現物ETFは現在SECの承認待ちとなっている。

それぞれの①から②の日数を比較すると、ETHはCMEの先物上場から先物ETF化までが400日以上早くなっている。これはBTC先物ETFによって暗号資産のETF上場に前例ができたことで一部の審査が短縮化できるようになった等の要因が考えられる。

この観点ではETHの次にETF化するアルトコインはさらに早くなるとも考えられるが、XRPに関しては、SECとの訴訟問題や、前2銘柄よりも中央集権寄りな暗号資産である等の懸念点があることにより審査が長くなるとも考えられ、判断が難しいといえる。

いずれにしても暗号資産のETFが申請されるだけでも数百日以上の準備期間を要すると考えたほうが現実的といえる。そのため、XRPのETFが申請されるにしても承認までの道のりは長く、その価格影響は、しばらく先になると考えられ、ひとまずは上述のとおり75円付近での攻防に注目である。

(1/30 午後11:00時点)

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