過去のRSIをひもとくとBTCは2ヵ月以内に1000万円も視野に!?

BTCは年初から好調な滑り出しとなっている。

米国ではビットコインETF(上場投資信託)が今月に入り相次ぎ承認され、それが相場の後押し材料となり、1/1におおよそ600万円だったBTCは1/11には一時700万円を超えた。

足元では、短期的な材料出尽くしが意識されてか反落しているものの、価格は約630万円となっており、年初来+5%と上々の滑り出しと言えよう。

今年の4月ごろには、新規で発行されるBTCの数量が半分になる「半減期」という明るい材料も控えており、追い風は吹き続けるかもしれない。

そんな中、相場の強弱を判断するテクニカル指標のRSIは3年ぶりの高水準となっている。

過去のRSI上昇後は2、3倍の価格急騰を伴う

当社価格データより作成、価格は週足Bid終値
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上図のチャートは、BTC/JPY週足チャート(終値)とRSI(14週、終値)である。縦線(ABC)で囲んだ範囲はRSIが80を明確に(RSIが90を上回る瞬間があることが条件とする)上回った時期を始点とし、その後で直近高値を記録した時期を終点としている。なお、左縦軸の価格は対数目盛を使用した。

もう一つの表は、上述の縦線で囲んだ部分の詳細を表している。

上図のチャートと表から分かるように、2019/4/15週と2020/11/16週を始点としたRSI上昇時には、おおよそ3~4カ月の期間を経て価格がそれぞれ2.1倍、3.3倍になっている。

直近のRSI上昇時の2023/11/26週からでは、現時点で1.1倍、2024/1/11の高値(約708万円)比でも1.2倍程度の上昇にとどまっている。

仮に、2019/4/15週、2020/11/16週のパターンと類似した価格上昇となれば、2023/11/26週の終値(560万円)の2倍程度である1,120万円付近を今後2ヵ月以内に超えてくる可能性も否定できない。

その反面、トレンドが読みにくい場面でのRSIは逆張りシグナルとなり得るため、高水準のRSIが仇となるケースも考えられる。例えば、2022年高値(約600万円)や4万ドル(約590万円)といったトレンドの節目と意識されそうな価格帯は現在値とはあまり遠くない。

現在の価格に、ビットコインETF承認や半減期による期待が既に織り込まれているとしたら、BTC/JPYは600万円を割り込み、トレンド転換が意識され、割高なRSI水準のもとで一気に売りが優勢になるシナリオにも注意が必要だろう。

(1/16 午後8:00時点)

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2024-01-17
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