【暗号資産ウェザーレポート】ビットコイン現物ETF承認後は上昇一服、注目されるSMA(50)の攻防
Daily Market Report 2024/1/15
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☂】/トレンド系:【☂】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「雨(売り)」
オシレーター系は、雨(売り)となった。RSI、ストキャスは中立だがモメンタムとMACDは売りを示している。
先週の動きは、モメンタムは買いになったり売りになったりと方向が定まらない様子だったが、MACDが週末に売りを示したことで総合判断が売り優勢となった。
ターゲットプライスは、5,887,700円
・トレンド系の総合判断は、「雨(売り)」
トレンド系でも、雨(売り)となった。1/8から1/12まですべて快晴(強い買い)となっていたが、1/13と1/14は曇り(中立)となっている。
チャートでは1/11に長い上髭のある陰線となったことから強い上昇は一服した様子がうかがえる。
現値612万円付近はSMA(100)を除きすべてのSMAよりも下に位置しており、更なる調整の可能性もあり得る状況だ。
SMA(50)はほぼ現値612万円と重なっており、今後はこのSMA(50)がサポートとなるのか、レジスタンスに展開するのかに注目が集まる。
ターゲットプライスは、5,887,700円
■先週の振り返り
先週の暗号資産市場は、BTC現物ETF承認のニュース一色だった。
BTCはデジタルゴールドともいわれることが多いが、ゴールドのETFは2004年に承認されており、当時の価格は約500ドルであった。そこから、現在は約2,050ドルと、4倍以上の成長を遂げている。
もちろん、同じような価格推移をするとは限らないが、暗号資産を持っている人口はいまだ5%にも満たないと言われている。長期で見れば、市場がさらに広がったBTCに資金が流入してくる展開も期待できるのではないだろうか。
また、BTCの価格が伸び悩んだのとは対照的に、ETH(イーサリアム)をはじめとするアルトコインの価格上昇も目立った。2023年はアルトコインに対しBTCが強かったが、BTC現物ETF承認が1つのゴールだとしたら、2024年はETH現物ETF承認まで見据えることにより、アルトコインが強い年になるかもしれない。
一方、1/11に発表された米CPI(消費者物価指数)では、予想前年比+3.2%に対し+3.4%、コアは予想+0.2%に対し+0.3%となった。予想以上の強さを示す結果となったが、インフレ継続模様は暗号資産にとっていいニュースとはいえない。
今後のBTCの価格は、米国金利の動向と半減期という材料を織り込む展開が想定される。
米国の利下げが遠のくようであると、もう一段のBTC価格調整もあり得るが、半減期という買い材料がどの位の強さで価格をサポートしていくかに注目だ。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・11銘柄全てのビットコインETF上場へ、SEC米国史上初の現物ETFを承認(1/11 CoinPost)
・「ETHまたはXRPの現物ETFが次に米国で誕生しても驚かない」ValkyrieのCIOが見解示す(1/11 CoinPost)
・野村のLaser Digital、新たなトークン化プラットフォーム「Libre」を発表(1/11 CoinPost)
・EVM互換L1プロジェクト「Berachain」、テストネット公開(1/12 CoinPost)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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