再びETFニュースに左右されるBTC(ビットコイン)。BTCのゴールデンシナリオはあるのか

Daily Market Report 2024/1/5

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ETFに関する報道

日本時間1/3の午後7時半ごろに、暗号資産サービス企業であるMatrixportが新たなレポートを公開し、「SEC(米証券取引委員会)は今月すべての現物BTCETFを承認しない。」という見解を示した。

レポート公開の影響に加えて、デリバティブ市場に過熱感があったことも影響してか、BTCは一時580万円まで下落した。

BTC/JPY 1時間足チャート(当社取引ツールより作成)
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しかし、ほかの情報筋は今月中にもBTCETFが承認されるという見解を出すものもあり、現在は強くリバウンドし640万円付近まで戻ってきている

まだしばらくはETF関連のニュースに左右される相場になりそうだが、ETF承認に関して決着する日も近づいていると見ることもできるだろう。

テクニカル分析

BTC/JPY 週足チャート(当社取引ツールより作成)

上図は、2021年以降のBTC/JPYの週足チャートである。

2023年は、1/1の始値を割る下落がなく1/1の始値が底値になっていることがわかる。2024年は1/3に下髭を作り、現時点ではそこが今年の安値になっている。

また、週足レベルでみると約570万円にサポートラインがあるようにも見える。

現在のBTC価格は570万円と640万円のレンジ内で推移しているといえるが、これらのラインをブレイクするきっかけは、やはりETFの承認関連のニュースとなるのだろうか。

先日のようなETF承認に関するマイナスなニュースが出れば、下にブレイクする可能性が高くなるが、仮にETF承認のニュースが出た場合でも、BTCの価格が伸びるかについては見解が分かれている。つまり、事実売りの可能性もあるということだ。

一方で、本日発表の米雇用統計にも注目したい。平均時給が右肩下がりになっており、インフレの落ち着きが見て取れる中、雇用情勢の結果が利下げに繋がるようであると、BTCには強い追い風になる。

ETF承認、米国利下げへの方向、そして半減期の到来とBTCのゴールデンシナリオが実現すれば、770万円の高値をクリアする可能性もあるだろう。

ブルームバーグのETF専門家James Seyffart氏は、SNSで「1月8日から1月10日までが、私の注目しているSECの判断期間だ」と述べており(1/5 CoinPost)、近々何かしらの情報が出るてくるかもしれない。

本日から来週にかけて、目の離せない展開が続きそうだ。

(1/5 午前4:30時点)

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2024-01-05
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