【暗号資産ウェザーレポート】来年の暗号資産の展望が注目されるなか、トレンド系は2週ぶりに「強い買い」へ
Daily Market Report 2023/12/25
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☁】/トレンド系:【☀】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「曇り(中立)」
オシレーター系は、先週と同じく曇り(中立)となった。
デッドクロスが発生したMACDは週を通して売り優勢だが、モメンタムは買い4日、売り3日と、買い寄りの中立といえる。
RSIも48~61で買い寄りの中立。ストキャスも中立で、オシレーター系全体では方向感が定まっていない。
ターゲットプライスは、6,289,654 円
・トレンド系の総合判断は、「快晴(強い買い)」
トレンド系は、2週ぶりに快晴(強い買い)に転換となった。
12/18は曇り(中立)だったが、その後の6営業日すべて快晴(強い買い)となった。
12/21以降のBTC/JPYは620万円~630万円での上値抵抗が意識される展開であったが、終値は全てSMA(10)及びSMA(20)の短期移動平均を上回っており、底堅さが確認できる展開であった。
ターゲットプライスは、6,850,118 円
■先週の振り返り
12/18午前に、BTC/JPYは580万円前後まで下押した。特に明確な材料はないものの、12/14に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)と前後した持ち高調整の流れを受けたと考えられる。
12/19のBTC/JPYは6日ぶりに続伸したが、アルトコイン市場の活況を受けた連れ高の側面もある。
また、年末特有の報道各社や取引所の2023年を総括する記事において、今年の暗号資産市場の上昇が注目されたこと、来年の展望としてビットコインETFの動向も改めて取り上げられたこともまた、週後半のBTC/JPYの価格の下支えに繋がったといえるだろう。
現在のBTC/JPYは611万円付近で推移しているが、下半期(7/1~)で振り返ると、+40%のパフォーマンスを示している。この間のビットコインETFを巡る報道が注目されたことは、既存の市場参加者の買い戻しと新規の市場参加者の参入に繋がったといえる。
実際にETFが承認されればさらに新規の市場参加者が増え、価格に弾みがつくと考えられそうだ。
12/25も午前7時すぎに2%程度の下押しから一時580万円付近まで売られる場面もあったものの、すぐに610万円台まで回復しており底堅さを示している。
クリスマスや年末特有の薄商いながらも、ビットコインETFを巡る動向を睨む展開が続いているといえそうだ。
一方で、市場参加者の性質が変わると、モメンタムなどのテクニカル的な価格特性が変わる可能性も考えられ、これまで良好な結果を出していたトレード戦略が次第に通用しなくなる場合があることも留意しておきたい。
アルトコイン市場では、SOL(ソラナ)やAVAX(アバランチ)などの続伸が目立った。
また、これらのチェーンに代表されるミームコインが大手取引所に上場し、高騰したことが注目されている。
SOLに関しては、開発元がリリースしたスマートフォン「Saga」の完売が12/16に発表され、12/20には、このスマートフォンのユーザーに新トークンのエアドロップの続報があった。12/22にはSOLの暗号資産市場における時価総額は4位に上がった。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・ソラナとアバランチのミームコイン熱は続く──ビットコインは一時4万3000ドル台に(12/19 コインデスク)
・ソラナ「Saga」スマホに新たな仮想通貨エアドロップ、Accessプロトコル(12/20 CoinPost)
・暗号資産の熱狂再び、ミームがけん引-ビットコイン4万5000ドル視野(12/21 Bloomberg)
・ビットコイン、23年に160%上昇-ETF承認なら「需要ショック」観測(12/23 Bloomberg)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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