【暗号資産ウェザーレポート】BTC、12/11の急落はむしろ必要な調整? トレンド系は強い買いが継続。ターゲットも700万円に。

Daily Market Report 2023/12/11

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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☁】/トレンド系:【☀】

~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~

・オシレーター系の総合判断は、「曇り(中立)」
オシレーター系は、先週と同じく曇り(中立)となった。

週を通して、RSIは68(中立)~78(売り)のレンジを推移し、強い売りではないがやや加熱感はある。ストキャスは12/5の大幅高で92(売り)となったが、週の後半には80~83まで下落し中立といえる水準。先週まで買い優勢だったモメンタムは、日ごとに買い売りが混在しており、各指標から読み取れる相場感は強弱まちまちである。

オシレーター系の判断結果は週後半の方向感に欠けた動きをふまえたものといえるだろう。ターゲットプライスは、6,438,921 円。

トレンド系の総合判断は、「快晴(強い買い)」
トレンド系では、3週連続で快晴(強い買い)となった。

先週・先々週に続き今週もパーフェクトオーダーを維持している。12/7の7%近い急落にも耐えていることから、もうしばらくトレンド系の強気判断が続く可能性もある。

ターゲットプライスは、7,012,686 円。

BTC/JPYは12/11午前に、一時580万円付近まで急落する場面があったが、価格はすぐに600万円台を回復している。

オシレーター系が中立であったことから短期的な調整が入りやすい場面であったが、これが実現したとも言えようか。この急落は上昇トレンドにおいては、適切な調整とも言え、むしろ、振るい落としが終わり、強気相場の足掛かりになった可能性もある。

先週の振り返り

先週の暗号資産市場は、ビットコインETFを巡る好材料が相次いだことや、米雇用統計を通過したことにより、堅調な地合いとなった。

BTC/JPYは12/4に2021年12月以来となる600万円台、そして12/5には645万円台へと上昇したが、今週は局所的に下落する場面もあった。

12/7には610万円付近まで下押しされたものの、再び635万円付近まで回復した。

12/7は日銀総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言したが、市場参加者にとって昨年12月の日銀政策決定会合を受けた円相場の急騰と日本株の急落への印象が残っていることから注目された。

次の日銀政策決定会合は12/18,19に控えており、ゼロ金利の解除の可能性が高くなっており、警戒が必要だろう。

週後半のBTC/JPYは上値の重い様相をみせたが、これには円相場の上昇も寄与している。必ずしも暗号資産が頭打ちとなったといえない点にも留意されたい。

12/4に、世界最大の資産運用会社ブラックロックと、投資会社ビットワイズが米国SEC(証券取引委員会)に、ビットコイン現物ETFの修正申請を行った。

米国SECの指摘事項の解決に取り組んでいる姿への好感などの要因により、上昇を加速させBTC/JPYは12/6に650万円台まで到達した(12/6 コインデスク)。

12/7のBTC/JPYは失速。同日は植田日銀総裁の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」発言が注目され、緩和政策の修正観測から日本国債は急落した。

ドル円相場も約3%下落した(12/7 Bloomberg)。これと前日までの高値警戒感も重なり、利益確定売りの傾向が強まったことで、BTC/JPYは一時610万円まで下押した。

12/8は米雇用統計の堅調な結果を受け、景気の軟着陸(ソフトランディング)への見方が強まったことで、米国株式市場やリスク資産にとっては堅調な地合いとなった(12/9 ロイター)。

ビットコインETFの上場申請については、資産運用会社のフィデリティもSECと会議を行ったとの報道から(12/9 コインポスト)、BTC/JPYは630万円台まで回復。ドル建て(BTC/USD)では、前日の下げ幅を回復し、再び2021年12月高値を更新した。

また、12/11午前に、一時580万円付近まで急落する場面があったが、価格はすぐに600万円台を回復しており、このような下落局面は一時的な調整と考えられようか。

1週間の主な暗号資産ニュース

・ブラックロックとビットワイズ、ビットコイン現物ETF申請を修正(12/6 コインデスク)
・日本国債急落、世界の債券相場上昇にブレーキ-米雇用統計も懸念(12/7 Bloomberg)
・米11月雇用、19.9万人増と予想上回る 失業率3.7%に低下(12/9 ロイター)
・フィデリティもビットコインETFの上場申請でSECと技術的会議 ビットコイン価格上昇(12/9 コインポスト)

※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。

天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。

・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点

・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。

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