SWELL開催直前。BTC(ビットコイン)への影響は?

Daily Market Report 2023/11/8

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BTC値動きまとめ

BTC/JPYの日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、2023/3/28から2023/11/7までのBTC/JPYの日足チャートに移動平均線レジスタンスサポートトラインを線画したものである。

現在、BTC(ビットコイン)は500万円から530万円付近で推移している。

SEC(米国証券取引委員会)によるETF承認への期待感から大きく上昇したBTCだが、500万円を超える水準まで進んだ後は、上値の重さが意識される状況だ。

足元ではリップル社主催の「SWELL」が本日11/8より開催される影響もあり、暗号資産全体は底堅く、BTCもこれを受けた価格の推移となっている印象がある。

また、先週発表された米国雇用統計は市場予想を下回ったことにより、米国の引き締め懸念が後退して金利が低下、リスク資産であるBTCの下支えに寄与している側面もあると言えるだろう。

今週はFRB(米連邦準備制度理事会)の高官発言も予定されているため、市場参加者は様子見をしつつ、下値が固いなかでボラティリティの低い相場展開が続く可能性もあるかもしれない。

一方、過去をひもとくと、SWELLが開催された後は価格が下落する傾向があるなかで、市場が「事実売り」を事前に織り込んで下落する可能性も否定できない。

イベント消化前後の値動きには注意が必要だろう。

注目するテクニカル

冒頭の図において今回注目するラインとしては

・赤の20MA(日足のトレンド)
・青の140MA(週足の20MA 20MA×7日間)
・Aライン(2023/7/3の高値447万円付近)
・Bライン(2023/8/8の高値423万円付近)
・Cライン(2022年1月から2月にかけて形成したダブルボトムのネックライン526万円付近。詳細は以下の画像を参照)

BTC/JPYの週足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

テクニカル分析

まず、冒頭の図に記載の20MA(赤色、日足)と直近の動きに注目すると、20MAは現状500万円付近となっており、現値である530万円付近の下側に位置していることがわかる。

20MAは上値を模索する価格をサポートする強い形状となっており、調整による下落があったとしても、この20MAが意識され押し目買いが入りやすい位置となるため注目される。

20MAをサポートに更なる上値を模索する展開となった場合、上図BTC/JPYの週足Bidチャートで中長期の流れを確認しておきたい。

週足でみると526万円は2021年11月の高値770万円付近からの下落形成におけるネックラインとなっているが、現在の価格はこのレベルにある。

このまま上昇基調を崩さない相場展開が続くなら、まずは2022年の最高値である590万円付近を目指してくる展開もありうるだろう。

テクニカル(下落シナリオ)

一方で、上値が重くなりそれが大きな調整へと進む下落シナリオを想定する場合、どのような展開となるだろうか。

まずは、前述の20MAがブレイクされると上昇への懐疑が芽生えて、次のサポートを探す展開となる。

この場合、上図BTC/JPYの週足Bidチャートで記載のAラインの447万円が最小のターゲットとなろうか。

ここもブレイクされるようであると、上図の青のラインとなる8/8の高値423万円が次に意識される展開も想定される。

下落なら2023/7/3の高値であるAライン(447万円付近)まで戻してくる展開が考えられようか。

(11/8 午前9:00時点)

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2023-11-08
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