ビットコインETFニュースの裏で上昇するBCH。オシレーターからは今後急騰の可能性も!?

Daily Market Report 2023/9/1

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BCH(ビットコインキャッシュ)はBTCの急騰に歩調を合わせて8/29に急騰した。

日本時間8/29夜、SEC(米証券取引委員会)が却下していたグレイスケール社のビットコインETF承認について、裁判所が同案件を再考すべきとの認識を示し、その前後の数時間比較でBTC(ビットコイン)は380万円付近から410万円弱と6%を超える上昇を見せた。

BTCの上昇が脚光を浴びているが、実はBCHはBTCを上回るパフォーマンスを見せている。

BCHは3日間で約16%の上昇

当社取引ツールより作成
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8/28~8/30は終値、8/31は執筆時点の価格

上図は、グレイスケール社のビットコインETF承認への期待感が高まった前日である8/28から現在までのBTCとBCHの日足終値ベースの価格推移を表している。

先述のETF関連のニュースが良い材料として意識されたため、8/29終値時点では上昇したものの足元では上昇も落ち着いた様子である。

しかし、BCHにおいては8/29は前日比19%上昇となり、足元でも他銘柄を大きく引き離す推移を見せている。

また、暗号資産市場の中でのBTCの時価総額割合を示すドミナンスは8/28~8/29にかけて上昇(49.1%→49.7%)しており、これは暗号資産内での資金はBTCに集中している状況だと言い換えることができる。

つまり、暗号資産市場全体としてアルトコインはBTCに比べ弱含んでいたものの、BCHはそのような傾向とならず独歩高となった格好だ。

テクニカル上のポイントは?

当社取引ツールより作成

上図は、BCH/JPYの日足チャートに200日移動平均線と、買われ過ぎや売られ過ぎの判断基準とされるオシレーターRSI(14日、終値)を表したものである。

現在のBCHは、依然として200日移動平均線の上に位置しており、モメンタムは上昇基調が継続しているといえるであろう。

8/17に下落した時も、価格は200日移動平均線付近で反発しており、200日移動平均線は程度機能していると考えられる。

今後もBTCが上値を模索する展開が続けば、200日移動平均線をサポートにBCHもBTC<に歩調を合わせた上昇となる可能性がある。

一方で、今後の相場動向を占う重要な変数になりそうなのがRSIだ。

RSIは直近数日の上昇に合わせて上向いており、買われすぎ水準と捉えられる80に差し掛かるタイミングも近いかもしれない。

一般論としてRSIが80付近まで上がると、それは逆張りシグナルと捉えられるため、単純に見れば、80付近に差し掛かった際には価格下落を意識する必要がある。

しかし、上図のオレンジ色の丸部分で示したように6月下旬の価格急騰局面では、RSIが80を超える状態での強気相場が約2週間にわたって続いた。

再度RSIが大きく上昇した際には相場の勢いが増し、テクニカル上の逆張りシグナルを打ち消し一気に4万円、5万円を突破するような展開になる可能性も否定できない。6月下旬の急騰劇の再来ともなろうか。

(8/31 午後7:00時点)

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2023-09-01
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