【暗号資産ウェザーレポート】トレンド系は雷雨(強い売り)へ転換、下値の目途は?
Daily Market Report 2023/8/21
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■一目でわかる!暗号資産ウェザーレポート オシレーター系:【☁】/トレンド系:【⛈】
~本日のBTC/JPYの天気予報の結果~
・オシレーター系の総合判断は、「曇り(中立)」
→RSIは買い、ストキャスは中立となったものの、モメンタム、MACDともに売りに転換した。ターゲットプライスは、3,837,065 円
・トレンド系の総合判断は、「雷雨(強い売り)」
→すべて買いだった先週のレポートから一転して、今回は落雷と強い売りに変わった。ターゲットプライスは、3,419,167 円
BTC/JPYは、およそ2か月ぶりの安値となった。
週前半は420万円台でもみ合いを続け、一時430万円台に乗せる場面もあったが、8/16から状況が一変した。
7月米公開市場委員会(FOMC)議事要旨において、さらなる利上げの可能性が示唆され、BTC/JPYは下落、一気に400万円を割込み370万円付近まで値を下げた。
また、8/18には民間宇宙開発企業スペースXがBTCを売却したかもしれないという報道や、中国不動産開発の中国恒大集団(エバーグランデ)が、米NY州で連邦破産法15条の適用申請を行ったことを受け、リスクオフの流れが一層強まり、BTC/JPYは一時365万円付近まで大きく下落。その後の反発も弱く、380万円台前後の取引となっている。
1週間の天気を振り返ると、オシレーター系、トレンド系ともに週初めは晴れ間がのぞいていたが、週末にかけてオシレーター系は曇り、トレンド系は雷雨となりトレンドは一転。下値を残す動きとなるか。
■1週間の主な暗号資産ニュース
・FRB、追加利上げの必要性で当局者の意見分かれる=議事要旨(8/17 REUTERS)
・米証券取引委、イーサ先物ETFを認可する見通し-関係者(8/18 Bloomberg)
・中国恒大集団、米で破産法申請(8/18 REUTERS)
※暗号資産ウェザーレポートについて
本レポートでは、代表的なテクニカル指標の内、オシレーター系を4種類と、トレンド系として期間の異なる単純移動平均線を4本使用し、それぞれの状況に点数を付け相場の強弱を測り、天気予報として表している。
天気予報は、オシレーター系とトレンド系の2つに分け、以下の項目の判定ロジックから「買い1点、中立0点、売り-1点」の各得点を出し、その合計からそれぞれ天気予報の結果を出している。
・オシレーター系は、RSI、ストキャスティクス、モメンタム、MACDの総合得点
・トレンド系は、SMA(10、20、50、100)の総合得点
・ターゲットプライスは、作成日前日のクローズレートを用いて、天気予報内の総合判断の状況に応じて以下の表の係数を乗じて算出したものである。
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