400万円の押し目付近で推移し続けるBTC(ビットコイン)、上昇トレンドラインとの交差に注目

Daily Market Report 2023/8/9

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レンジが続くBTC

先月19日の当社マーケットレポート「450万円を突破できなかったBTC(ビットコイン)。下降気味も反発するのはどこ?」では、400万円をサポートラインに挙げていた。

それ以降のチャートを見てみると、依然400万円~425万円付近で推移している。

BTC/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、7/19から現在までのBTC/JPY日足チャートである。

この半月間のボラティリティは5%ほどであり、BTCのボラティリティにしては非常に低い水準だ。何かきっかけ待ちといったところだろうか。

これ程長くレンジが続いているため、今後もこの展開が続くと仮定し、いつごろチャートに値動きがみられそうかをトレンドラインから見ていくこととする。以下、上昇と下落の2パターンを挙げる。

テクニカル分析

①上昇パターン

②下落パターン

BTC/JPY 週足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、2023年1月から現在までのBTC/JPY週足チャートであり、トレンドラインは、8月2日の当社マーケットレポート「下落を続けるBTC(ビットコイン)、底打ちは間近?」でも紹介されている2023年頭から続く上昇のトレンドラインを引いている。

仮に400万円前後で値動きし続けるとすると、上昇のトレンドラインと交差するのは9月上旬頃だろう。

①の上昇パターンは、上昇のトレンドラインにタッチした後反発し、今年の最高値であり前回高値の450万円まで視野に入るだろう

一方、②の下落パターンであれば、上昇のトレンドラインにタッチした後も反発せず、価格がトレンドラインの下にもぐり、6/12に上昇の起点になった330万円までそのまま続落することも視野に入るだろう。

その他、明日8/10に米CPI(消費者物価指数)の発表も控えている。総合の前年比の市場予想は3.3%で6月の3.0%から加速する見込みである。前述の通りBTCについては日足でレンジ相場の様相を呈しており、材料待ちといったところであるが、米CPIについても場合によっては材料となるだろう。

具体的には、加速が予想されるCPIによってインフレの高止まりが想起されるなか、実際に高い数字が発表された場合だ。この場合米国の金利水準の高止まりが予想されるため、他の金融商品と同様に影響を受ける可能性がある。

いずれにせよ、このトレンドライン付近の値動きには注意が必要だ。

(8/8 午後9:30時点)

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