BCHは潮目が変わり新たなステージへ、現在のレンジで定着できるか

Daily Market Report 2023/7/21

_

機関投資家参入から潮目が変わったBCH

ウォール街金融機関が出資する機関投資家専用の新たな暗号資産取引所「EDX Markets」の米国でのサービス開始と、その取扱銘柄にBCH(ビットコインキャッシュ)が入っていることがニュースとなってから一ヶ月が経過した。

当社取引ツールより作成
BCH(ビットコインキャッシュ)のチャート・価格情報はこちら

上図は、BCH/JPYの2023/5~現在の日足チャートである。

チャートを確認すると、6/21のニュースリリースから完全に潮目が変わり、それまでの15,000円台の水準をブレイクしたことが見て取れる。一方、7月に入ってからは一旦材料出尽くしとなったのか、6/30に約45,000円台の高値をつけてからはなだらかに下落し、現在34,000円の水準で推移している。

高値からは下落しているが、それでも発表前の水準に逆戻りということにはなっておらず、新たなステージに入ったと思われるBCHについて、テクニカルの観点から今後の相場を考察する。

週足チャートはレンジ相場を示唆

当社取引ツールより作成

上図は、BCH/JPYの2022/7~現在の週足チャートに200週移動平均線を表示したものである。

週足でBCHの推移を確認すると、7月に入ってから二週連続で下落し、一時30,000円台の水準と高値から約30%の下落を見せたが、今週は持ち直し、下げ幅を縮小している。

200週移動平均は35,500円の水準となっており、これは7月第一週の始値41,100円と今週の安値30,000円の中間の水準とほとんど一致する。つまり、7月に入ってからの売買では200週移動平均が意識されていると考えることができる。

したがって、今後も大きな材料が出ない限りは200週移動平均を中心としたレンジ相場を繰り広げることになるか。

RSIは売られすぎを示唆

当社取引ツールより作成

上図は、BCH/JPYの2023/5~現在の日足チャートである。

日足チャートを再度確認すると、RSIが25と売られすぎの水準にあることがわかる。上述したように、現在が200週移動平均を意識したレンジ相場だとすると、短期的には反転し、200週移動平均の35,500円の水準に向かう公算が大きいか。

反対に、今週の安値30,000円の水準を明確に割る場合、下落目処となるのは、6月最終週の始値27,700円の水準となろうか。

(7/20 午後11:00時点)

◆本資料においてお客様に提供される情報は、株式会社DMM Bitcoinが収集・作成等したものです。

◆本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。

◆本資料は、本資料作成時点で株式会社DMM Bitcoinが信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。

◆本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、株式会社DMM Bitcoinおよび本情報提供者は一切の責任を負いません。

◆本資料のグラフ・データ等は、過去の実績または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。

◆本資料に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は、株式会社DMM Bitcoinまたは権利者に帰属します。お客様は、本資料に表示されている情報をお客様自身のためにのみ利用するものとし、第三者への提供、再配信、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。


本日のスプレッド縮小対象銘柄はキャンペーンページで発表いたします
2023-07-21
ページTOPへ