6カ月連続陽線となったETH(イーサリアム)。過去データからは本格的な上昇はこれからで55万円もあるか!?
Daily Market Report 2023/7/5
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・6カ月以上連続した月足陽線
今年に入って、ETH/JPYは6カ月連続陽線を記録した。7カ月目の7月も、今のところは陽線となっている。
2016年以降に6カ月以上連続陽線となったのは、2度しかない。
本レポートにおいては、過去のチャートを振り返り今後の行方を分析してみたい。
まず、1度目の連続陽線が発生した2017年初頭を見てみる。
ETH/JPY 月足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
ETH(イーサリアム)のチャート・価格情報はこちら
上図は、2016年末から2018年初頭のETH/JPYの月足チャートである。2016年12月から2017年6月まで、ETH/JPYは7カ月連続陽線を記録している。
その時に約5万円に到達後、反発もあったが、そこからさらに上昇し、2018年1月には約17.5万円に達している。
つまり、6カ月連続陽線となり高値感はあったとしても、実はそこは上昇トレンドの初動付近であったことがわかる。
2度目の連続陽線は2020年末のころである。
ETH/JPY 月足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上図は、2020年末から2022年中旬のETH/JPYの月足チャートである。2020年10月から2021年4月まで、ETH/JPYはこちらも7カ月連続陽線を記録している。この上昇トレンドは、2021年11月に約50万円まで達した。
つまり、こちらも6カ月連続陽線となった場所は上昇トレンドの初動付近であったのだ。
さて、現在の月足はこうだ。
・2023年のETHの月足と今後は?
ETH/JPY 月足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
6カ月連続陽線なうえに、テクニカル分析的に言うと、月足でダブルボトムを形成している。
ネックライン(図中黄色線)を明確に抜けるかは今月以降の月足次第ではあるが、過去の例を見ると、その可能性も考えられるだろう。
仮に、現在が月足レベルの上昇初動であった場合は、ダブルボトムの下げ起点となった45万円、ひいては55万円も見えてくるだろう。
・ETHのファンダメンタルズ
ETHはこれまで証券性を問われ何度も訴えられてきたが、最新のSEC(米国証券取引委員会)の訴訟ではETHは問われていない。これは、ETHは証券ではないと認められた可能性もあるといえるだろう。
そのうえ、昨今は現物BTC(ビットコイン)のETFの承認が注目されているが、仮に承認されることがあれば、暗号資産の時価総額2位を誇るETHのETFも考えられるかもしれない。
(7/4 午後10:00時点)
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