アップグレード無事通過でも弱含むETH。対BTCでは数週間で反転上昇の可能性?

Daily Market Report 2023/6/2

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暗号資産市場の中でETH(イーサリアム)が伸び悩んでいる。

ETHは、昨年9月の大型アップグレード「The Merge」や、ブロック承認報酬を受け取るために預けられたETHが引き出し可能になる今年3月のアップグレード「Shapella」も無事完了した。

一見すると良い材料が揃っているようにも捉えられるが、年初来で比較するとBTCの72%上昇(216万円→373万円)に対してETHは65%(15.6万円→25.8万円)であり、特段パフォーマンスが良いわけではない。

暗号資産同士の価格比較のためETH/BTCチャートを見ると、ETHは下降トレンドが継続しているようだ。

ETH/BTCは2022/9をピークに下落

当社取引ツールより作成
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上図は、2021/1~現在までのETH/BTCの週足チャートである。

このチャートはETHとBTCの強弱を示し、ETHが強くなると上に動き、反対にBTCが強いと下に動く。

ETH/BTCは、2022/9高値と同水準の2021/11高値(上図白丸)にて、テクニカル上の弱気シグナルの一つであるダブルトップを形成した。そして、2022/9のアップグレード(The Merge)完了後から下落トレンドが続いている格好だ。

少し過去を遡ると、The Merge完了前の約5週間では0.05付近を底値にして0.08付近まで大幅上昇をしている。しかし、この上昇幅は2022/5に起きたLUNAショックによる下落分を取り戻した形であり、The MergeによりETHが大きく選好されたとは言い難いかもしれない。

また、今年3月に米大手地銀(SVB)が破綻した週のETH/BTCは大幅陰線となり、ETHがリスクオフのムードで弱くなっている。

0.06付近で反発すれば上昇シナリオ転換か

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上図は、2021/1~現在までのETH/BTCの週足チャートである。

白線のトレンド①に沿い下落が続いている一方、昨年7月以降でETH/BTCは青線の下値①の0.06付近で底値を固めている。

このトレンド①と下値①の2本線の幅は徐々に狭まってきており、三角保ち合いを形成している。今後の数週間で少なくともどちらか片方のラインをETH/BTCがブレイクする可能性もあろうか。

仮に下値①ラインで底打ちが続けば、9カ月近く続いたトレンド①が終了することとなり、反転上昇のきっかけにも繋がりそうだ。

その一方で、The MergeやShapellaといったビッグイベントは既に通過してしまっており、反転上昇にはテクニカル面以外でのプラスアルファの要因も必要かもしれない。

現在、イーサリアムネットワークでは、次期アップグレードとしてレイヤー2の取引手数料が激減する「Cancun-Deneb」が計画されているものの、具体的な日程についてはまだ明言されておらず、引き続き材料に乏しい展開が続くとトレンド①が継続し下値①を割り込むことになろうか。そうなると、次の目安となる価格帯はLUNAショック後の底値で心理的節目(0.05付近)ともなる下値②となりそうだ。

(6/1 午後9:00時点)

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