ビットコインもチャットGPTバブルに乗るのか!?

Daily Market Report 2023/5/30

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短期的には下落圧力が継続か

BTC/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、BTC/JPY(ビットコイン)の日足チャートである。

5/28からBTC/JPYは大きく上昇している。米債務上限に関して原則合意が得られ、米国のデフォルトは回避されるとの期待感から節目である400万円に迫る勢いだ。

しかし、チャートを俯瞰してみると、4/14の高値4,104,241円を起点とするフラグパターンを抜けることはできておらず、短期的にはフラグ下限のトレンドラインに向けた下落となる可能性もある。

また、米国の4月小売売上高は予想0.8%に対し結果は0.4%となる一方で、PCEコアデフレータは予想0.2%に対し結果は0.4%であった。景気後退とインフレ懸念が顕在化する格好となっており、スタグフレーションと、米政策金利に関する懸念要素も払拭されていない。

CME提供情報(https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html)より当社作成

上図は、いずれもCMEのFedWatchツールから作成した市場参加者の利上げ見通しであり、左の図1は6月FOMCの利上げ見通し、右の図2は2023年中の利上げ見通しを示している。

ポイントは5/1時点よりも現時点の方が6月の利上げ予測は上昇するとともに、年内の利下げ見通しが後退していることだ。

図1より、約2週間後に控える6月FOMCでは0.25%利上げが行われるという見方が主流であることがわかる。5月1日時点(オレンジ色)では、利上げよりも金利据え置きという見方が多かったが、現在の支持率は逆転しており、利下げ期待に関しては完全に後退している。

加えて、図2より年内の金利見通しも全体的にタカ派に傾いていることがわかる。5/1時点(オレンジ色)では2度利下げが行われ、2023年末の金利は4.5%から4.75%水準となるとの予想であったが、現時点では 利下げ回数は1度だけ、年末の金利水準は5.0%から5.25%との予想に引き上げられている。

政策金利の引き締めは、ビットコインを含むリスク資産にとってマイナス材料となる場合が多いため、今後の政策金利動向も注意したい。

下落相場終焉の可能性

BTC/JPY 週足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、BTC/JPYの週足チャートである。

前述の通り、日足ベースでみるチャートからは短期的に下落リスクが残るものの、週足のチャートからは依然として200日移動平均線が右肩上がりであり、現値もその上部に位置してることは注目したい。

併せて、短期線(25)が中期線(50)を上抜くゴールデンクロスが発生しており、2022年から続く下落相場の終わりを示唆しているように見える。

したがって、今後は75日移動平均線をサポートに上値を模索する展開となる可能性が高くなる局面かもしれない。

3月から4月にかけて、何度かトライしては跳ね返された400万円台のクリアに成功すれば、今後は400万円をサポートとして更なる上昇となる可能性も出てくるであろうか。

おりしも米ナスダックはチャットGPTバブルの形相を呈してきており、米国株がしっかりした展開となればビットコインにも追い風となるかもしれない。

一方で、前述のとおり米国のファンダメンタルは脆弱だ。スタグフレーション懸念の顕在には失業率の上昇を確認するまで猶予があるだろうが、雇用統計でその萌芽がみられると、米国株の下落とともにビットコインにも逆風となるシナリオには注意が必要だ。

6/2の米雇用統計とナスダックの動きには注目していきたいところか。

(5/29 午後11:00時点)

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2023-05-30
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