三角保ち合いブレイクのDOT(ポルカドット)、次のターゲットプライスは?

Daily Market Report 2023/5/2

_

今回のレポートは、前回レポート(Daily Market Report 2023/4/4「安定的な人気のDOT(ポルカドット)、ファンダメンタルの再確認から見る将来性」)の結果を振り返りつつ、最新の市場環境を織り込み、新たにシナリオをアップデートした内容である。

前回シナリオの振り返り

日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上:DOT/JPY価格
中:MACD(12,26,9)
下:スローストキャスティクス(14,3,3)
DOT(ポルカドット)チャート・価格情報はこちら

上図は、DOT/JPYの日足チャート(期間:2023/1/8~現在)に、MACD(12,26,9)とスローストキャスティクス(14,3,3)を反映させたものである。

前回のレポートでは、先行き強気の三角保ち合いを形成中であり、短期的に下落した後、上にブレイクしいったんは900円、急伸すれば1,000円まで到達というシナリオをたてていた。

結果、執筆直後は800円まで下落、そのあと反発しターゲットプライスの900円まで到達した。900円付近でもみ合い、反落したため1,000円までは到達しなかったが、おおよそシナリオ通りと解釈できるだろう。

その後、米インフレ懸念が再発のためか、4/19に反落し、三角保ち合いの下方サポートラインを割る格好となり現在は770円付近を推移している。

相場環境

昨日5/1、米地銀であるファースト・リパブリック・バンク(FRC)が経営破綻し、預金と資産を大手銀行のJPモルガン・チェースが買収すると発表した。(5/1 ロイター)

米国の銀行破綻はシリコンバレーバンク(SVB)とシグネチャーバンクに続くもので、過去約2か月で3行目となる。

FRCについては、3月のSVBの破綻後から経営不安による株価下落などがあったため救済策の検討が報じられていた。そのためか時間外の米株先物はほとんど動いておらず、すでに織り込み済みとみられる。

また、今後は5/4のFOMC政策金利発表、5/5には米国雇用統計、5/10には消費者物価指数の発表が控えている。

今年3月以降に相次いでいる米国の銀行破綻の発端の一つは金利の上昇であるため、仮に上記の各指標が金利の上昇を示唆するような結果なら、金融不安の縮小にはまだ時間がかかるかもしれない。

日本ではゴールデンウイーク真っただ中だが、相場の急変には注意が必要そうだ。

今後のシナリオ

日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上:DOT/JPY価格
中:MACD(12,26,9)
下:スローストキャスティクス(14,3,3)

上図は、DOT/JPYの日足チャート(期間:2023/2/25~現在)に、MACD(12,26,9)とスローストキャスティクス(14,3,3)を反映させたものである。

<注目点>
・サポートラインがレジスタンスに
・MACDにヒストグラムが下に拡大
・ストキャスがデッドクロス
・ターゲットプライスは、下①740円、下②700円、上①840~920円

三角保ち合いの下方サポートラインをブレイクして以降、そのラインがレジスタンスラインとなっており、上値が重くなっている(4/22~30付近)。

MACDは4/30までは上昇を示していたが、5/1の下落でヒストグラムが下へ拡大したため、上昇感はなくなった。

スローストキャスティクスでは、直近でデッドクロスが確認できるが、30付近でのクロスのため下げ幅が限定的であると考えるため、いったんのターゲットプライスは3/27と4/26につけた740円付近、割れるようであれば700円付近がサポートになる可能性がある。

現時点のテクニカルでは上を示していないが、FOMCや各指標発表等でインフレ後退やリスクオンムードへの好感があれば上へ進むかもしれない。そうなった場合はレジスタンスラインが再びサポートラインとなり、ターゲットプライスはライン上(840~920円)となる展開もあり得るだろう。

(5/2 午前5:00時点)

◆本資料においてお客様に提供される情報は、株式会社DMM Bitcoinが収集・作成等したものです。

◆本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。

◆本資料は、本資料作成時点で株式会社DMM Bitcoinが信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。

◆本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、株式会社DMM Bitcoinおよび本情報提供者は一切の責任を負いません。

◆本資料のグラフ・データ等は、過去の実績または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。

◆本資料に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は、株式会社DMM Bitcoinまたは権利者に帰属します。お客様は、本資料に表示されている情報をお客様自身のためにのみ利用するものとし、第三者への提供、再配信、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。

 


本日のスプレッド縮小対象銘柄はキャンペーンページで発表いたします
2023-05-02
ページTOPへ