4月の上昇分を吐き出したイーサリアム、重要な24万円に注目

Daily Market Report 2023/4/26

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月初からのETH(イーサリアム)

ETH/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、月初から現在までのETH/JPY日足チャートである。

ETH/JPYは月初から順調に値を伸ばし、4/13にShapella(Shanghai/Capella)アップデートを通過したあと、4/16には高値28.5万円をつけた。

その後は上値が重くなり、4/17からは下げに転じて24万円付近まで下落、現在は25万円付近での取引となっている。

4月のETHに関して振り返ってみると、前半の上昇については、相場全体の地合いの良さが寄与した面もあるが、ETH特有の材料として考えられるのは、やはりShapella(Shanghai/Capella)アップデートであろうか。

アップデート前は、ロック解除からの売り圧力への警戒からか上値を抑えられていた印象のETHだが、アップデートを終えると一転、10%近い上昇となった。だが、その後の全体的な地合いの悪化もあってか、前述したように現在は25万円を割り込む水準となっている。

4/1の始値が約24万円だったことを考えると、4/17からの下落で4月の上昇分をほぼすべて吐き出した形となる。

地合いの悪化の影響も考慮しなければならないが、上昇、下落の材料としてのShapella(Shanghai/Capella)アップデートはいったん出尽くしとなったように思える。

ETH/BTC 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、月初から現在までのETH/BTC 日足Bidチャートである。

Shapella(Shanghai/Capella)アップデート通過直前までETHよりBTCが選好されていたが、通過後はBTCよりもETHが選好されてきたことがわかる。だが、現在は再度ETHよりBTCが選好される状況となっており、対BTCという暗号資産同士の値動きからも現在はETHが相対的に弱い状況にあることがわかる。

テクニカル分析

ETH/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、昨年10月から現在までのETH/JPY 日足Bidチャートである。

テクニカルの面では、現在50日移動平均線とFTXショック前の高値(約24万円)が重なっている価格帯となっており、24万円ラインがサポートとして機能するのか注目される。

だが、前述のとおり全体的な地合いの悪化、ETH特有の材料であったアップデートに関連した値動きも旬が終わった今、素直に反発を期待しづらい面がある。この24万円ラインを下に抜けた場合には、3月安値の17.5万円付近まで下落する展開も考えておきたい。

(4/26 午前6:00時点)

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2023-04-26
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