「Shapella(Shanghai/Capella)」アップデート通過で大幅上昇のETH(イーサリアム)。27万円へ!

Daily Market Report 2023/4/14

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強く上昇したETH

ETH/JPY 15分足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、4/13営業日のETH/JPYの15分足Bidチャートである。

昨日の当社レポート(「Shapella」アップデートを終えたETH(イーサリアム)。売り圧は強まるか)では、26万円付近への上昇も示唆していたが、昨夜26万円を超え、現在は27万円付近を推移している。

27万円に到達したのは2022年の9月以来である。この間にも、FTX破綻やステーブルコイン不安、ETHの証券性問題など多くの価格を揺るがすニュースがあったが、しっかり価格回帰をしている。「相場は悲観で買い」の重要性を再確認できたのではないだろうか。

さて、ETHをBTC(ビットコイン)建で見てみると、以下のようになる。

ETH/BTC 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、3/25から現在までのETH/BTCの日足Bidチャートである。

直近だけをみると、BTCとETHの強さ関係は、4/6以前まではややETHが強かったが、その後は4/12までBTCが強いことがわかる。

すなわち、「Shapella」によるアンロックのETHに備え、4/12まではBTCの方が好んで買われていたということだろう。

しかし、4/12以降はETH買いの流れになっている。これには、「Shapella」を警戒するあまり、ETHに異常に買いが入らなかったことによるカバーではないだろうか。これも「悲観で買い」の良い例だろう。

ETHにおけるファンダメンタルズ要因

今回のアップデートにより、ステーキングによりロックされていたETHが引き出し可能となったわけだが、分析ツールのNansen(以下画像)を見てみると、引き出されたETH(Withdrawals)に対抗するように、預けられたETH(Deposits)の量も増えたことがわかる。

ブロックチェーンツールNansenデータより作成

預入が増えた要因としては、いつでも引き出し可能になった安心感によるものであろうか。もちろん、この傾向は一過性かもしれないが、引き出されるETHが段階的であることも加えて考慮すると、アンロックによるETHの売り圧に、それほど恐れる必要はないと考えることもできるかもしれない。

テクニカル分析

ETH/JPY 週足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、2021年9月から現在までのETH/JPYの週足Bidチャートである。

テクニカル的にも、今の価格帯の攻防が今後のトレンドを決めるにあたって重要なラインだろうか。

このまま26万円を超えた週足を付けた場合、今後は26万円がサポートラインとなり、上昇トレンドは継続という見方ができる。その場合、直近高値付近である45万円のラインまで上昇する可能性もあるだろう。

一方、26万円を超えられなかった場合、特に長い上髭を付いた場合は、ラインに跳ね返される形となるのでトレンド転換する可能性もある。その場合、下落余地は2022年6月につけた13万円まで考えられる。

週足の終値にも注意が必要だろう。

(4/14 午前6:00時点)

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2023-04-14
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