「Shapella(Shanghai/Capella)」アップデートを終えたETH(イーサリアム)。売り圧は強まるのか

Daily Market Report 2023/4/13

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3月28日からの騰落率

騰落率ランキング(期間2023/3/28 – 2023/4/11)
当社クローズレート(Bid)より作成

上図は、3/28~4/11における当社取扱い銘柄の騰落率のランキングである。

26銘柄中24銘柄が上昇しており、1~10位までの銘柄はすべて10%を超える上昇となった。

こうした中で、4/13の朝方に大型アップデート「Shapella(Shanghai/Capella)」を終えたETH(イーサリアム)は4/11時点で9.77%の上昇と当社取扱い銘柄の中では中間に位置している。

本日は25万円から25.5万円付近で取引されており、やや上値の重さが感じられアップデート後の警戒感がくすぶる状況のようだ。

次項以降では、大型アップデート「Shapella」の内容を整理し、今後のETHの展開を考察する。

「Shapella」による市場への影響

「Shapella」は、2022年9月に行われた「Merge」以来の大型アップデートであり、その内容として、主に以下が挙げられる。

①バリデーターがネットワークに預けたETHの全額および一部の引き出し機能の導入
②バリデーターが一部の引き出しを有効化するためのメッセージの導入
③ブロックの履歴全体を検証可能となるアキュムレーターの導入

中でも、市場に影響を与えるであろう①の内容は重要で、ステーキングのためにロックされていたETH及びステーキング報酬をバリデーターが引き出せるようになる。

ロックされているETHの数量は約1,866万ETH(日本円にして約4.6兆円)と、市場流通量の約15%に及ぶ(4/12 CoinMarketCap調べ)。

ETH/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
ETH(イーサリアム)のチャート・価格情報はこちら

上図は、2022/7から現在までの現物ETH/JPYの日足チャートである。

先ほど述べたロックされているすべてのETHが引き出され売られることは考えにくいものの、売り圧力の高まりを受けて市場参加者が狼狽売りに走った場合、2022/8の安値でかつ2023/1末~2023/2上旬 に下支えとなった200,000円程度(上図黄線)まで下落する可能性も考えておきたい。

一方、売り圧力は段階的になるのではとの見方もある。

ETHのステーキングプロバイダーシェア1位のLidoによると、引き出し可能時期を5月に予定していると発表した(4/12 Lido公式)。

また、ロックされているETHの平均取得単価が約2,136ドル(約285,800円)であり、4/12現在の価格では1,870ドル(約250,000円)のため、大規模な売りは発生しにくいとの見方もあるようだ。

その他にも、4/14からはETHGlobal Tokyo(東京で開催されるハッカソンイベント)も始まり、ETHの盛り上がりを牽引する可能性もある。

過度な売り懸念が払しょくされ、下落も小幅にとどまるようであるとショートカバーも巻き起こり、一転、上昇する可能性もある。

上昇した場合の目指す価格帯は現段階から一段上がり、2022/5に発生したテラショックから立ち直ってきた2022/8中旬の260,000円台(上図水色線)であろうか。

ここは直近高値であり、上昇のターゲットとなりやすい価格である。

ここを抜けてくるようであると、2022/4高値の430,000円を視野に市場は動く可能性も出てくる。

(4/13 午前9:30時点)

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2023-04-13
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