ビットコインを毎月1万円購入していた場合の損益は?意外な結果に驚き!!
Daily Market Report 2023/4/12
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毎月決まった金額で現物BTC(ビットコイン)を買い続けたら、損益はどうなるのか。
本レポートでは、毎月1日の終値でBTCを1万円分購入し続けたと仮定し、損益を算出してみた。
開始時期は2020年~2023年の各1月と、BTCが最高値を記録した月(2021/11)の全5パターンとした(下図矢印)。
現物BTC/JPY 月足Bidチャート(当社ツールより作成)
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・スタート時より価格が下落しても収支はプラスに
当社データより作成
購入は現物BTC/JPYのAsk価格、評価額はBid価格を採用
上図は、BTC毎月購入による損益率を開始時期別にまとめたものである。購入金額は毎月1万円で固定し、その時のBTC購入数量はBTC価格で変化する。
このように定期的に一定金額ずつ買い付ける投資手法のことをドルコスト平均法という。ドルコスト平均法は価格が高いときは購入BTC数量が少なくなり、反対に安い時のBTC数量は多くなるため、この手法は長期投資向きとされる。
現時点での損益率については、上図の損益率が示す通り、5パターン全てがプラス収支となっている。
特に現在と比べ2022/1と2021/11はBTC価格は割高であったものの、その後の価格下落時に購入を続けたことでこの2パターンも利益が出る結果となっている。
従って、ドルコスト平均法に則りBTCを購入し続けることは、下落相場が来た際にも効果を発揮し一定の利益が見込めると言えるかもしれない。
その反面、ピンポイントで安値を拾うことはできないため、購入開始時より大幅に価格が上昇しているケースであっても利益率は低くなる。例えば、2020/1のパターンではBTC価格は78万円→397万円と約5倍になっているものの、損益率は86%止まりである。
BTC/JPY 日足Bidチャート(当社ツールより作成)
上図は、BTC/JPYの1/14から現在までの日足チャートとRSIである。
4/10にBTCは心理的節目となる3万ドル(約400万円)を突破する勢いを見せている。2021/11に記録した最高値約6.9万ドル(約775万円)に比べると未だ半分程度の水準であり上値を追い求める可能性もある反面、今年は暗号資産内ではBTCに資金が集中している状況であるため、暗号資産全体が底上げされているとは言い難い。
図の下のRSIを確認すると、75%以上の買われ過ぎの領域にあり、今後、反発によりBTCの価格が調整局面に入る可能性もあるだろう。調整に入った場合に意識される価格帯は3月後半からのもみ合いがあった350万円台となろうか。
仮に、年初来で約8割も上昇しているBTCが調整局面に入るとしても、地道に一定額のBTCを購入し続けることは有効な投資方法の1つとして効果を発揮するかもしれない。
(4/11 午後6:00時点)
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