米景気後退懸念はジパングコイン(ZPG)の追い風となるか
Daily Market Report 2023/4/7
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・米国の景気後退懸念が高まる
ZPG/JPY日足Bidチャート(当社ツールより作成)
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上図は、2022/10/6から現在までのZPG/JPY(ジパングコイン)の日足チャートである。
2022年4月から抵抗帯となっていた8,000円付近(青線)を今年3月に突破し、以降上昇トレンドが続いている。
4/4には労働需要動向を示すJOLTS求人件数が、予想1040万件に対し993万件と発表され、景気後退懸念から原資であるゴールドと共に上場来高値(8453.84円)を付けた。
Investing.com(https://jp.investing.com/)より当社作成
上図は、ISM製造業・非製造業景気指数の推移を現したグラフである。
ISM製造業・非製造業景気指数は、企業の購買担当者へのアンケート結果を基に作成される景況感を示す指数であり、50が好景気と不景気の節目とされる。
ISM製造業景気指数は2022年11月以降、節目である50を下回り続けている。
非製造業は製造業に比べ底堅さがあるとされてきたものの、4/5に発表された2023年3月のISM非製造業景気指数は前月から大きく下落した。
3月FOMC(連邦公開市場委員会)以降、米株式市場を中心に楽観的な相場となっていたが、JOLT求人数同様に景況感も悪化しており、実体経済はリセッションへの懸念を強めていると言えそうだ。
米国の景気後退懸念は、安全資産であるゴールド及びゴールドとの連動を目指すZPG/JPYの投資妙味を高めることも多いため、今後発表される経済指標に注目したい。
・チャートは過熱感を示唆
ZPG/JPY日足Bidチャート(当社ツールより作成)
上図は、2022/12/1から現在までのZPG/JPYの日足チャートにRSIを表示したものである。
現在、ZPG/JPYのRSIは買われすぎ水準の75付近に位置しており、このまま上昇を続ける場合、75を明確に上回るかもしれない。
過去にRSIが75を上回った際の値動きを確認すると、RSIが75を超える度に一時的な下落局面となったことがわかる(赤丸箇所)。
現在ZPG/JPYは8,400円付近で推移しており、ファンダメンタルズ的には強い相場となりそうだが、上記のようなテクニカル的な懸念点も存在するため、一時的な下落局面も想定する必要があると言えよう。
(4/6 午後11:00時点)
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