安定的な人気のDOT(ポルカドット)、ファンダメンタルの再確認から見る将来性
Daily Market Report 2023/4/4
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DOT(ポルカドット)の時価総額は4/3時点で約1兆円と全暗号資産の中で12位に位置している。「Daily Market Report 2022/7/22 DOT (ポルカドット)、短期的調整後、一転上昇可能性も?」を掲載した昨年7月時点でも12位に位置しており、安定的に人気の高い銘柄だといえそうだ。
今回のレポートでは、人気の背景を探るとともに、今後の値動きについて考察していく。
・NEWS
DOT/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
DOT(ポルカドット)チャート・価格情報はこちら
上図は、DOT/JPY日足Bidチャート(2023/1/1~現在)にニュースを記したものである。
・1/27ポルカドット開発のWeb3財団は、「DOTは証券ではなくなった」
ポルカドット開発のWeb3財団は、「DOTは証券ではなくなった、3年に及ぶ米証券取引委員会(SEC)との積極的な関与を経て、DOTは変容し証券には該当しないことを確信していると述べた。」(1/27 CoinPost)
・3/8パリコレにて「DUNDAS」の出席証明NFTをドロップ
ファッションブランドDUNDASがPolkadotと協力し、限定ゲストに出席証明NFTをドロップ。(3/8 Polkadot公式Twitter)
・3/14 Beatport.ioを発表
音楽配信サービスBeatportがPolkadotと協力|Beatport.ioを発表
デジタル・コレクタブル・マーケットプレイスBeatport.ioを立ち上げることを発表。このプロジェクトは、BeatportにとってWeb3空間における初の拠点である。(3/14 Crypto Times)
インターオペラビリティ(相互運用性)が特徴のPolkadotはWeb3.0に実現に適しているため、音楽業界やファッション業界などさまざまな業界で採用されやすいと考える。
また、ステーキング機能もあり、長期保有者が多いため値崩れが起きにくいことも安定的に人気がある一因だろう。
そのほかにも、2023/1/18に「XCM Ver.3(※)」を実装するなど、パラチェーン上でも続々と新しいプロジェクトが立ち上がっており、盛り上がりを見せている。
※XCM Ver.3:ポルカドットエコシステム内の全てのパラチェーン間の暗号資産及びNFTの相互運用性が強化されるネットワーク間の通信プロトコル。
暗号資産は順位変動や価格変動が大きいが、DOTに人気があるのは、以上のようなDOT特有のファンダメンタルズに、投資家が魅力を見出しているからではないだろうか。
・テクニカル分析
DOT/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上図は、DOT/JPYの日足チャート(期間:2023/1/14~現在)に、MACD(12,26,9)とスローストキャスティクス(14,3,3)を反映させたものである。
<注目点>
・三角保ち合い形成中(ピンク部分)
・上のターゲットプライスは900円、1000円
・下のターゲットプライスは三角保ち合いのアンダーライン700円
現在のDOTは840円ほどを推移している。
850円で上値を抑えられているような形状だが、3/10から安値を切り上げており、先行き強気の三角保ち合いを形成中ととらえることができる。
この形の三角保ち合いは上にブレイクしやすい。蓋となっている850円を明確にブレイクした場合、上昇に弾みのつく展開も想定しやすい。
この場合のターゲットプライスは前回の上昇トレンド、下降トレンドともにもみ合った900円付近であろうか。
三角保ち合いはブレイクされると急伸することが多いため、900円も超えるようであると、再び1,000円付近への価格にもすぐに到達するかもしれない。
一方で、相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを示すオシレータ系の一つであるストキャスティクスからは過熱感が感じられる状況となっている。
現状のストキャスは、買われ過ぎを示す75付近を示していることから短期的には一度反落することも想定しておきたい。
その場合、三角保ち合いの下方サポートラインで踏みとどまることが上昇に向けては重要となってくる。
下方サポートラインをブレイクすると調整が進む可能性もあり、3/10安値付近となる700円もターゲットになる展開も視野に入れておきたいところであろう。
(4/3 午後11:00時点)
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