ライトコインは年初からほぼ一本調子で上昇、14,000円達成で一段高も?

Daily Market Report 2023/2/24

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LTC(ライトコイン)はいち早くFTXショックから回復

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成
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上図、右端の列は当社取り扱い銘柄のFTXショックの起こった2022/11/7の終値に対する直近(2023/2/22)終値の騰落率を記したものである。

また、左端の列は11/7週の週足高値を超えた日付をまとめたものである(日付が入っていない銘柄は、11/7週高値を現時点で超えていない銘柄)。

上図を確認すると、LTCが、FTXショックから2週間程度と、いち早く回復している事がわかる。現在の騰落率を確認してもFTXショック以前の水準を回復するに留まらず、取扱銘柄の中でも特に高い伸びを示している。

LTCに関しては、2022/11/2に米決済大手マネーグラムがLTCでの取引機能を実装したと報道され(11/2 CoinPost)、暗号資産市場の2大巨頭であるBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)に並んでLTCが選定されたことが材料視されたものと思われる。

また、LTCは、2023/7頃に半減期が予定されており、今年の動きに関しては、その影響もあるだろう。

LINK(チェーンリンク)についても2022年内に回復しており、反発が強かったことが伺える。

しかし、現在での騰落率を見るとマイナスに転じており、FTXショック以前の水準に回復しきれていないため、上昇の継続力には疑問符がつく状況だろう。

CoinMarketCap(https://coinmarketcap.com/)より当社作成

さて、LTCについては以前の2023/1/10の当社レポート「独歩高のLTC(ライトコイン)、一段高のために超えたい水準は?」では、ハッシュレートの上昇について言及した。

その際には、2022/12/6の657TH/sが過去最高値であったが、2023/1/16に675TH/sまで上昇し高値を更新すると、その後2/3に過去最高値を再度更新し、738TH/sまで上昇している。

また、最高値到達後も平均して680TH/sを維持しており、2023/1/10時点で最高値である657TH/sを安定的に上回っている。

更に、価格推移とハッシュレートの相関係数についても以前の0.26から0.77まで大幅上昇し、強い相関関係にあるため、しばらくはハッシュレートの上昇が価格上昇につながる可能性もあると言えるだろう。

引き続き、ハッシュレートの推移は注意しておきたい。

最後に、テクニカル面でLTC/JPYの値動きを確認する。

年初から強い値動きが継続

LTC/JPY日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、LTC/JPYの日足チャートに一目均衡表を描いた図である。

LTC/JPYの今年度の動きは、年初が最安値(9,000円前後)となり以降堅調に上値を伸ばしている。

下落する場面も度々見られるものの、年初からのトレンドライン付近でサポートされており、上昇相場が継続している状況だ。

日足一目均衡表でも1/9にローソク足が雲を上抜けしたことで三役好転が成立し、上昇傾向が強まっていると言えるだろう。

2/16には節目の14,000円に到達せず反落しているものの、再びトレンドラインに下値を支えられており、反発の動きによって今後数日のうちで14,000円達成となれば上昇にはずみが付きやすそうで、一段高となる可能性も考えておきたい。

一方で、LTCに関しては、上述のとおり2023/7頃に半減期が予定されている。過去2回を振り返ってみると、半減期に向けて価格は上昇するが、半減期を迎える頃には利確の売りが先行し、価格を下げる傾向がある。現在は価格上昇が続いているが、半減期に近づくにつれ利確の売りも考えられることから価格急変には十分な注意が必要だろう。

(2/24 午前4:00時点)

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2023-02-24
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