ライトコインは20%を超える上昇。半減期への期待か

Daily Market Report 2023/1/12

_

当社取扱い24銘柄の騰落率

騰落率ランキング(期間2022/12/20 – 2023/1/10)
当社クローズレート(Bid)より作成

上図は、2022/12/20~2023/1/10における当社取扱い銘柄の騰落率のランキングである。

24銘柄すべてが上昇しており、年末から年始にかけて堅調に推移していることが伺える。

中でも、ETC(イーサクラシック)、ADA(カルダノ)、LTC(ライトコイン)の上昇は20%を超えており、他の暗号資産とは一線を画す結果となった。

ETCに関しては、2022年9月のETH(イーサリアム)のThe Merge実装後、ETHのマイナーがETCに移ったとも言われており、今年に入り、ETCはハッシュレートの上昇も確認されている。

ADAに関しては、2023年にカルダノネットワークで2つのステーブルコインがローンチされると予想されており、ADAの価格にも影響している可能性がある。

LTCに関しては、2023年7~8月に予定されている半減期への期待からか、2023年1月初頭より徐々に値を伸ばしており、2022年11月下旬~12月上旬の価格帯と同水準となっている。

このような状況で、暗号資産の代名詞ともいえるBTC(ビットコイン)は3.80%上昇と、他銘柄と比べ伸び悩んでいるようだ。

機関投資家のポートフォリオの一部となっていたBTCであるが、FTXショックの影響でポートフォリオから外す動きが影響しているのかもしれない。

LTCの半減期に向けた値動きに注目

2023年1月現在、LTCの半減期は2023年7~8月と予想されている。

半減期とは一般的に、マイナーの報酬が半減されることで売却される対象暗号資産の数量が減るため、その時期には、買い需要が高まると予想されており、今回のLTCの半減期に関してもその前後の値動きに注目がされている。

本稿では、2019年に発生したLTCの半減期前後の値動きを振り返り、2023年前半の動きを考察する。

・二度目の半減期(2019/8/25)

LTC/JPY日足チャート(当社取引ツールより作成)
LTC(ライトコイン)のチャート・価格情報はこちら

上図は、二度目の半減期を迎えた2019年初頭~半減期を終えた同年9月初頭までのLTC/JPY日足チャートである。

2019年初旬から徐々に値が上がっていき、6月中旬~下旬に15,000円前後まで値上がった。2019/1/1の終値で考えると、上昇率は444%を超える。

しかしその後、7月上旬から値を落としていき、半減期である8/5(上図赤丸)には終値10,336円、8/31には終値6,863円と50%以上の下落となった。

初の半減期となった2015年にも、半減期である8/25の1~1.5カ月前に高値のピークを迎え、半減期に向けて値が落ちる傾向があった。

ちなみに、LTCの派生元であるBTCに関しても、過去に3回の半減期を迎えており、最初(2012年)の半減期では値動きがほとんどなく、2度目(2016年)の半減期では一旦下落する場面はあったものの、最終的には上昇するという結果となった。3回目(2020年)も半減期前に価格が上昇しており、半減期の直前に価格が上昇する傾向がある。

では、2023年の値動きはどうなるのだろうか。

年初前後より価格が上がっていく事象は、過去二度の半減期ともに同じような値動きのため、今回にも当てはまる可能性は考えられるだろう。

現在、LTCは約10,000円で推移しているが、前回のLTCの半減期である2019年の値動きを鑑みると、底値をだんだんと切り上げていることから、まずはテラショック直前の2022年5月上旬のレンジであった12,000~13,000円にチャレンジできるかが目標となるだろう。

LTCの半減期はLTC固有のイベントのため、連れられることの多い米株市場の値動きとは異なる動きをすることも考えられるものの、FOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表など、重要な指標の発表には今後も留意しておきたい。

(1/11 午後5:00時点)

◆本資料においてお客様に提供される情報は、株式会社DMM Bitcoinが収集・作成等したものです。

◆本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。

◆本資料は、本資料作成時点で株式会社DMM Bitcoinが信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。

◆本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、株式会社DMM Bitcoinおよび本情報提供者は一切の責任を負いません。

◆本資料のグラフ・データ等は、過去の実績または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。

◆本資料に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は、株式会社DMM Bitcoinまたは権利者に帰属します。お客様は、本資料に表示されている情報をお客様自身のためにのみ利用するものとし、第三者への提供、再配信、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。

 


本日のスプレッド縮小対象銘柄はキャンペーンページで発表いたします
2023-01-12
ページTOPへ