パウエル議長発言でリスクオン気配、ビットコインは200万円で大底形成なるか

Daily Market Report 2022/12/2

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BTC(ビットコイン)相場の振り返り

BTC/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、10/24から現在までのBTC/JPYの日足チャートである。

11/11までの大幅な下落はFTX騒動に伴った下落であり、その後、FTX騒動でつけた約210万円を下値にレンジ相場の様相を見せている。

しかし、このレンジ期間にも、FTX騒動に関連しBlockFiの破産があった

BlockFiとは、2017年に設立された、大手の暗号資産レンディングプラットフォームである。

売買取引のほか、暗号資産を預けることで利子を受け取る口座や、暗号資産を担保にした現金貸し出しサービスを提供していた。

しかし、今年6月に生じたTerra(テラ)崩壊騒動による暗号資産市場の下落を受けて、財政難に陥っていた。

そこで資金援助をしたのがFTXであった。

その関係性もあって、BlockFiの資産の大半はFTXに置いていたようだが、FTXの出金が停止され、連鎖的な破産に陥った。

FTXに関連した出資企業は多岐にわたり、今後もFTX騒動に関連した破産ニュースが出てくる可能性もある。

しかし、上図でBlockFiの破産報道当日(11/28)を確認すると、陰線ではあるもののBTC価格への影響は大きくないように思える。

FTX騒動に関連した悪材料に関しては、市場も徐々に耐性をつけてきているのではないだろうか。

他方、12/1未明にFRBパウエル議長の講演があった。

発言の内容をまとめると以下のとおりである。

①早ければ12月に利上げの減速を示唆
②インフレの先行きは不透明としながらも、インフレのピークアウトに言及
③賃金上昇率は2%のインフレ目標を大きく上回っている
④金融政策は経済やインフレにラグをもって波及する。これから引き締めの影響が出てくる

この結果、利上げ減速期待から金融市場はリスクオンムードになり、米株指数は2~3%ほどと大幅に上昇し、BTC価格も約2%以上の上昇となった。

今後のファンダメンタルズ要因は?

直近の主な経済指標は12/13のCPI(消費者物価指数)、12/14のFOMC(米連邦公開市場委員会)がある。

二つの大きな経済指標があるが、FOMCの政策金利に関しては、CPIがある程度、予想どおりインフレのピークアウトを示す結果となった場合、パウエル議長の講演どおり12月に利上げの減速を示す可能性もあるだろう。

一方で、CPIの結果が市場予想に反してインフレを示すものであった場合、FOMCの発表からパウエル議長の発言まで市場に混乱が生じるおそれもある。

CPIの結果次第といったところではないだろうか。

テクニカル分析

最後に、BTC/JPYをテクニカルな視点で分析する。

BTC/JPY 月足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、2017年中旬から現在までのBTC/JPYの月足チャートである。

長期的な視点からは200万円を境に相場水準が大きく分かれており、200万円以下のレジスタンスであった200万円が、現状では下値のサポートラインではなかろうか。

11月の月足ローソク足をみると、約200万円をタッチした後、反発した形は作った。

しかし、下ヒゲが短く、反発が強いとは言えないことから、もう一度約200万円に迫っていく可能性もあるだろう。

ファンダメンタルズ環境は悪くないことから、BTC価格の上昇に期待も持てそうな一方で、今のところBTC価格に強さを感じない点は不安材料でもある。

2022年も残りひと月となり、今年はBTC価格にとってつらい一年になったが、2023年に向けて反発が期待できる月足の形成ができるかどうか、注目だろう。

 (12/1 午後7:00時点)

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2022-12-02
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