ゴールド価格との連動を目指すZPG(ジパングコイン)。急変する世界情勢の中で過去の金相場はどう動いたか

Daily Market Report 2022/10/11

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究極の安全資産であるゴールド(金)

ゴールドは、地球上で存在量が少なく希少性の高い貴金属(レアメタル)の代表と言える存在である。

かつてゴールドは法定通貨の裏付けとされていた。1971年のニクソン・ショックにより世界主要国の固定相場制が崩れるまで、米ドルの価値はゴールドと等価に設定されており、ゴールドは法定通貨の価値の根幹を担う存在であった。

現在もゴールドは法定通貨と密接に関わりがあり、例えば米国、英国の中央銀行の外貨準備高に占めるゴールドの割合は共に約66%と外貨準備高の半分以上を占めている。

米国の中央銀行にあたるFRBの元議長グリーンスパン氏は、同議長を引退後に民間カンファレンスにて講演した際、報酬として受け取りたい通貨を聞かれ「ゴールド」と答えたそうだ。

「有事の金」という言葉に表されるように、ゴールドは株、債券、法定通貨等といった他資産よりも普遍的価値があり、究極の安全資産と言えるだろう。

歴史的な場面でのゴールド価格の変動

tradingview.comより作成

上表は、過去に起こった全世界に影響を与えた主要な出来事と、その当時のゴールド価格騰落推移を表したものである。計算期間は2ヶ月間で統一し、特に騰落率の大きな期間をピックアップした。

40年近く前の古いデータは含まれているものの、世界情勢の変化に対してゴールド価格は大きく変動していることが上表からは分かる。

国家規模の信用不安や戦争・紛争といった出来事は、ゴールド価格の急騰要因となる一方で、世界情勢の安定化や米国の金融政策の影響はゴールド価格を押し下げる要因となっている。

近年は第二次石油危機当時ほどの大きなゴールドの価格騰落は無いが、今日においても世界情勢がゴールド価格に及ぼす影響は小さくないだろう。

上表に記載はないが、リーマンショック時(2008年)のゴールドは月間20%以上の急騰・急落場面が混在していたが、結果として株式等より早く価格回復し、「有事の金」としての特徴を発揮していた。

現在のゴールドを取り巻く環境は?

大きく分けて、下記2つの材料が重要視されそうだ。

①米FRBによる利上げ
FRBは通常の3倍となる0.75%の利上げを3会合連続して行っており、また、今後も利上げを継続する公算である。インフレ率も加味した正味の金利水準(実質金利)も約2年半振りにプラス圏に回復した。

ゴールドは金利が付かないため、今後さらに米国で実質金利の上昇が進めばゴールド価格は下落するかもしれない。

②地政学リスクの顕在化
ロシアはウクライナの一部の州をロシア領土だと主張しており、プーチン大統領は自国防衛という名目で核兵器の使用も辞さない姿勢を見せている。

中国の台湾進攻懸念、北朝鮮の暴発リスク、イランの核問題などグローバルな地政学リスクの芽はいたるところにある。今後、世界規模での安全保障懸念が広がれば、「有事の金」が強く意識されることもありそうだ。

暗号資産ZPG(ジパングコイン)としてのゴールド

最後に、暗号資産を通じたゴールド投資についてZPGを一例として取り上げる。ZPGの特徴は下記の通り。

・ゴールド現物を裏付け資産としている
・「1ZPG=1gのゴールド価格(JPY)」に概ね連動することを目指して設計されている

また、ゴールドに投資する方法は金現物や投資信託の購入といった方法もあるが、それらとZPGとの違いを下図に記載する。

※取扱い機関のシステムメンテナンス時を除く

ゴールド関連の金融商品は多数あり一概に比較することは難しいものの、ZPGは暗号資産という性質により休場日がなくいつでも売買が可能という点はメリットの一つといえるだろう。

ゴールドの価格は9/26に1,620ドル付近まで下落した後、一時1,700ドル台を回復して現在は1,670ドル付近での取引となっている。

ZPGはこの動きに呼応するように7,300円台で足場を固め、一時7,900円台まで上昇後、現在は7,700円付近での取引となっている。

米ドル金利上昇によりゴールド、ZPGは上値が抑えらえる反面、地政学的リスクの懸念から安全資産へ資金が向かう局面で上昇が見込まれる。

ZPGはBTC(ビットコイン)や株価とは連動していないため、リスク性資産が下落する場面では安全資産としての真価を発揮することが考えられる

不確実性の上昇から、リスク資産と反対の動きをするZPGはポートフォリオをトータルにヘッジする重要な資産の一つとしてとらえられるだろう。

(10/10 午後11:00時点)

銘柄別価格前日比(%)

社内データより作成

10/10の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-2.03%、中央値は-1.87%、標準偏差は1.60%となった。

最大上昇銘柄はTRX/JPY2.52%、最大下落銘柄はETC/JPY-6.69%

最大上昇銘柄のTRX/JPYは、唯一の上昇銘柄となり、8/17以来の高値9.3円を付けた。

最大下落銘柄のETC/JPYは、3,800円付近の日足レジスタンスラインを明確に割り込み、7/27以来の安値となる3,500円台に突入した。

24時間ボラティリティ(%)

社内データより作成

10/10の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は4.83%、中央値は4.35%、標準偏差は2.49%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はCHZ/JPY13.99%

一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONA/JPY1.20%となった。

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2022-10-11
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