DOT(ポルカドット)、次の押し目は?

Daily Market Report 2022/9/12

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今回のレポートは前回レポート(Daily Market Report 2022/7/22「DOT (ポルカドット)、短期的調整後、一転上昇可能性も?」参照)の結果を振り返りつつ、最新の市場環境を織り込んで新たにシナリオをアップデートしていく。

前回のレポートでは、日足ベースでは下落となるが、DOT/JPYの価格は807円で反発し、その後の上昇で1,536円を目指すというシナリオを考察した。

現在、1,000円台後半を推移していることから、上記シナリオが進行中であると解釈できそうだ。

次のシナリオは、どうなるか、考察を以下に記載していく。

予想と結果

週足Bidチャート(左図)日足Bidチャート(右図)(当社取引ツールより作成)
上:DOT/JPY価格
中:MACD(12,26,9)
下:スローストキャスティクス(14,3,3)
DOT(ポルカドット)のチャート・価格情報はこちら

上図は、DOT/JPYのチャートであり、左は週足(期間:2022/2/28~現在)、右は日足(期間:2022/6/4~現在)のそれぞれにMACD(12,26,9)とスローストキャスティクス(14,3,3)を反映させたものである。

7/22に公表した前回のレポートでは日足ベースでは下落となるが、807円で反発し、その後の上昇で1,536円を目指すというシナリオの考察をした。

結果は、前回執筆時点の1,010円ほどから、807円までの下落はなかったものの、7/26には880円まで調整した。その後、7/30には日足ターゲットプライスの1,130円には到達した(上右図黄色丸部分)。しかし、週足のターゲットプライスにはまだ距離があるというのが現状である。

前回執筆の7/22~現在の相場状況を振り返ってみる。

7/27に開催されたFOMCでは、予想通りの75bpの利上げとなった。大幅な利上げだったにもかかわらず、暗号資産市場全体が上昇となった。その要因はパウエル議長の「いずれ利上げペースを落とすことになるとした上で、次の利上げ幅に関して明確なガイダンスを示すのではなく、政策は会合ごとに新たに設定される」という発言だろう。

この発言から、以前ほど強硬な利上げを継続しないだろうとの見方が市場に広がったため、上昇に転じたと考えられる。この影響でDOTはターゲットプライスであった直近レンジ上限の1,130円を達成できたのではないだろうか。

その後、8月中旬までは上昇トレンドだったが、8/19に大幅な下落となった。これは、全面的なドル買いの傾向が強まったためだろうと考えられる。(詳しくはDaily Market Report 2022/8/22「週末にBTC(ビットコイン)大幅下落、原因は?」参照)

そして9月に入ってからは、ETH(イーサリアム)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」に注目が集まった。2段階ある中の1段階目である「Bellatrix(ベラトリックス)」の起動が9/6 20:34ごろに確認され、Bellatrix通過後はETHの下落に伴い、ERC-20トークン(OMG,ENJ,BATなどのETHのブロックチェーンで動作するトークン)だけでなく他のアルトコインも道連れに反落となった。

2段階目の「Paris(パリ)」は9/13~15の実施が予想されている。

7/22以降、以上のような材料があり、現在のDOT/JPYは1,000円台後半を推移している。

明日9/13には米国CPIの発表が控えており、結果次第では、方向性に大きな影響を与える可能性もあるものの、現在のテクニカル面の週足MACD、スローストキャスティクスからは上昇の余地が推測できる。

今後のシナリオ

週足Bidチャート(左図)日足Bidチャート(右図)(当社取引ツールより作成)
上:DOT/JPY価格
中:MACD(12,26,9)
下:スローストキャスティクス(14,3,3)

上図は、DOT/JPYのチャートであり、左は週足(期間:2022/2/28~現在)、右は日足(期間:2022/6/4~現在)のそれぞれにMACD(12,26,9)とスローストキャスティクス(14,3,3)を反映させたものである。

以下の理由から、次のシナリオも前回と同様に日足ベースでは下落調整するが、週足では引き続き1,536円を目指すという展開が考えられる。

週足の上昇要因は前回同様、以下3点である。

①MACDがマイナス水準
②スローストキャスティクスが比較的売られすぎ水準
③MACD、ストキャスともにゴールデンクロスを形成

前回の考察からのアップデートとしては、前回よりも緩やかな上昇になるのではないかという点である。

前回は、MACD、ストキャスともに低い位置でゴールデンクロスを形成していたため、急上昇を想定していた。しかし、現在のストキャスは比較的高い位置まで伸びたため、前回のような急上昇は見込めないのではないかと考える。

そのため、週足では緩やかに1,500円台を目指す展開を想定する。

次に日足について分析する。

日足目線では、以下の2点から下落と考える。

①スローストキャスティクスが買われすぎ水準
②レンジのためストキャスが比較的機能しやすい

日足のストキャスを確認すると、現在80を超えており、買われすぎを示している。また、ストキャスはレンジ相場で機能しやすく、実際に何度も機能している(上図右黄色丸部分)。

以上のことから、900円台前半まで下落し、一旦押し目になるのではないだろうか。

ただ、日足の懸念点としてMACDのMACD線とシグナル線が0付近に位置しているという点がある(上右図、ピンク丸部分)。

0以上では強い相場(上昇)、0以下では弱い相場(下落)となりやすい。

また、0ラインを下から上に抜ける場合は、移動時平均線のゴールデンクロスを意味し、上昇要因となる。

DOT/JPYは、現在1,000円台後半だが、以上のことから、短期的に900円台前半くらいまでの弱い調整が入り、長期的には緩やかに上昇するのではないだろうか。

(9/12 午前6:00時点)

銘柄別価格前日比(%)

社内データより作成

9/11の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-0.82%、中央値は-0.58%、標準偏差は1.26%となった。

最大上昇銘柄はXTZ/JPY1.54%、最大下落銘柄はLTC/JPY-3.22%

最大上昇銘柄のXTZ/JPYは、5日連続の陽線となった。しかし、日足に一目均衡表雲上限でもあり、スローストキャスティクス80超えでのデッドクロス形成のため、上昇は一旦落ち着くかもしれない。

最大下落銘柄のLTC/JPYは、4日ぶりに陰線をつけた。6月から続くレンジ上限で一旦頭うちとなったのだろうか。

24時間ボラティリティ(%)

社内データより作成

9/11の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は6.07%、中央値は6.59%、標準偏差は2.33%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXYM/JPY10.99%

一方、最もボラティリティの低かった銘柄はZPG/JPY0.00%となった。

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2022-09-12
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