BAT(ベーシックアテンショントークン)、レンジ脱出なるか

Daily Market Report 2022/8/9

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今回のレポートは前回レポート(「BAT(ベーシック アテンション トークン)、トレンド転換か?重要なサポートラインが行方を決める」参照)の結果を振り返りつつ、最新の市場環境を織り込んで新たにシナリオをアップデートしていく。

予想と結果

BAT/JPY 週足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
BAT(ベーシックアテンショントークン)のチャート・価格情報はこちら

上図は、BAT/JPYの週足チャート(期間:2021/2/1~現在)である。

前回のレポートでは以下の考察をした。

・上昇シナリオ(ターゲットプライス①117.7円 ②150円)
MACDのゴールデンクロスと強力なサポートラインで反発し上昇

・下落シナリオ(ターゲットプライス①63.1円 ②37.1円)
スローストキャスティクスのデッドクロスにより下落を示唆、サポートラインを割る

2022/4/12から現在の値動きを確認してみると、5/9週にはサポートラインを割り、6/13週には34.14円を付けている。このことから、「下落シナリオ」が進行したと解釈できそうだ。

テクニカルの他に、下落を後押しした大きなファンダメンタルズ要因として、5/9週のLUNA(テラ)ディペッグ騒動、6/13週のセルシウスショックが考えられる。

その他にも、6月にFOMC(連邦公開市場委員会)による0.75%の利上げ発表、イーサリアム(ETH)のステーキングで受け取れるトークン「stETH」の価格低下などもあげられ、5月、6月は暗号資産市場全体が下落となった。

そして、売りが一段落したと思われる7月以降はFOMCでのサプライズもなく、比較的落ち着いており、BAT/JPYは46円~62円のレンジ相場となっている。

レンジ相場の中での各テクニカル指標を確認しつつ、今後の値動きについて考察していく。

一目均衡表の三役好転

BAT/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、BAT/JPYの日足チャート(期間2022/6/13~現在)とボリンジャーバンド一目均衡表MACDRSIである。

上図を確認すると、日足レベルではレンジ下限46円付近まで下落する可能性がやや高いと考えられる。

その理由を1つずつ解説していく。

・ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドでは2~3σで価格は反転することが多く、現に今回のレンジ上限は+2σとなっていることからオーバーシュート状態
となる。また、バンドの幅も狭く、ボラティリティが大きくなる様子も確認できないことから下落と考えた。

・一目均衡表
7/28に雲を明確に上抜けして以降、約2週間上で推移しており、三役好転(※)の形成から上昇が示唆される。前述では46円付近まで下落としたが、一目均衡表においては上昇を示唆している点に留意したい。
(※)三役好転…強気相場を示すシグナルのことで、「転換線が基準線を上回る」「ローソク足が雲の上を抜ける」「遅効スパンがローソク足の上にある」の3条件が揃った場合に成立する

一目均衡表の詳細については、当社コラム「暗号資産(仮想通貨)のトレンドを分析する「一目均衡表」とは」も参照されたい。

・MACD
MACD線、シグナル線ともに正の範囲に位置している。MACD(黄線)がシグナル(青線)を上回り、ゴールデンクロスした。その後も正の範囲に位置しており、続伸を示唆しているようだ。

・RSI
RSIは70を超えており買われすぎ水準に位置している。そのため上昇は落ち着き、短期的には下落に転換するのではないだろうか。

・まとめ
1.ボリンジャーバンドとRSIでは、レンジ下限(46円付近)は買われすぎのラインに位置しており、相場の弱気が示唆される
2.一目均衡表の三役好転とMACDでは強気シグナルが点灯したばかりといえる

以上から、短期的にレンジ下限を目指す動きとなったとしても、調整は浅く、本格的な上昇へ繋がる展開を想定しておくとよいだろう。特に、一目均衡表の雲上限に接する54円付近へ差し掛かった場合の値動きにも注目である。

(8/9 午前7:00時点)

銘柄別価格前日比(%)

社内データより作成

8/8の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は1.44%、中央値は1.13%、標準偏差は1.88%となった。

最大上昇銘柄はXLM/JPYの6.26%、最大下落銘柄はXTZ/JPYの-1.43%

最大上昇銘柄のXLM/JPYは4日連続の陽線となり、8/9の1時台には約2ヶ月ぶりに17.5円を上回った。しかし、スローストキャス(日足)では85付近でデッドクロスを形成したため、上昇は落ち着くかもしれない。

最大下落銘柄のXTZ/JPYは256.315円でオープンし、252.650円でクローズとなった。一目均衡表(1時間足)の雲上を推移してきたものの、8/9の1時台から雲上限に沿って推移し始めた。雲の厚みもなく、下抜けも視野に入ってくるだろうか。

24時間ボラティリティ(%)

社内データより作成

8/8の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は5.39%、中央値は5.38%、標準偏差は2.40%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXLM/JPYで11.74%

一方、最もボラティリティの低かった銘柄はZPG/JPYで0.94%となった。

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2022-08-09
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