XEM(ネム)10円台死守で好転の兆し―注目はダブルボトムのセットアップ!

Daily Market Report 2022/3/11

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本稿では、XEM(ネム)について、一目均衡表の三役好転・逆転と、同指標と寄り添う傾向のある移動平均の設定値(5日移動平均を超短期トレンド、21日移動平均を短期トレンド、90日移動平均を中期トレンド、200日移動平均を長期トレンド)による優勢定義を手掛かりとして今後の展開を考察する。

XEMは「売方優勢・下落優勢」の状況

◇チャートの環境認識

XEM/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、XEM/JPY日足チャートに一目均衡表(転換線期間:9日、基準線期間:26日、先行スパン2期間:52日)と4つの単純移動平均線(5日移動平均、21日移動平均、90日移動平均、200日移動平均)を設定した図(期間:2022/1~現在)である。

【一目均衡表】

現在の一目均衡表からはやや売方優勢の状況と判断できる。

根拠は、転換線と基準線が同位置で、遅行スパンは実体の下にあり、実勢価格が雲の下で推移している点にある。

今後、買方優勢へ転換するとすれば、その条件は以下となる。

・実勢が基準線を越える(転換線が基準線を上回る見込み)
・遅行スパンが実体を上抜ける

但し、先行きの雲が下降雲を形成していることで、同領域(雲)の抵抗帯としての見方が強いことが(買方優勢へ転換する際の)気がかりな点といえるだろう。

【移動平均】

移動平均は下落優勢の状況であるといえよう。

上から200日移動平均(長期トレンド)、90日移動平均(中期トレンド)、21日移動平均(短期トレンド)の並順で、下落のパーフェクトオーダー(強い下落シグナル)であることが根拠となる。

今後、上昇優勢へ転換する条件は以下となる。

・実勢が200日移動平均以上に到達する

上記条件が成立すると、移動平均の並順が上から21日>200日>90日となる公算で、上昇優勢と判断する段階に突入することになるだろう。

◇シナリオの想定

XEM/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

一目均衡表と移動平均を複合的に見ると、以下3つのレジスタンスとサポートラインを選定することができる。

・レジスタンス2:15円(200日移動平均、ダブルボトムの等倍付近)
・レジスタンス1:12.5円(一目均衡表・雲、90日移動平均、ダブルボトムのネックライン付近)
・サポート:10円台(2020/10/16週足安値、2021/6/21週足安値、2022/1/24週足安値、2022/2/21週足安値付近)

補足:()内はテクニカルポイントを記載

上昇時の注目点>:10円台死守で遅行スパンが実体を好転できるか

上昇時の注目点は、サポートの10円台を死守し、遅行スパン(当日含む26日遅行)間に形成する見込みのダブルボトムのネックライン(レジスタンス1の12.5円)を抜けることでレジスタンス2の15円を目指すという点であろう。

サポート(10円台):

サポートにあたる大台(心理的な節目)で支持されると想定する。

選定根拠は、度々意識されやすい大台(心理的な節目)で何度も週足で反発していることでサポートラインを形成している点にある。

同価格で支持されることで遅行スパンが実体を好転する見込みとなることから、(転換線も基準線を上回ることができれば)一目均衡表は買方優勢へ転換すると考えられるだろう。

レジスタンス1(12.5円)

レジスタンス1の一目均衡表・雲および(下向きの)90日移動平均を突破すると想定する。

根拠は、(一目均衡表が買方優勢へ転換していることを前提として)遅行スパン(=当日含む過去26日)の間にローソク足はダブルボトムを形成し始めており、遅行スパンの好転に合わせて同フォーメーションのネックラインを抜けるという見方が強まるためである。

レジスタンス2(15円)

レジスタンス2にあたるダブルボトムの等倍および(下向きの)200日移動平均付近が上昇余地として意識されることを想定する。

判断根拠は、一目均衡表が買方優勢へ転換する条件を満たす場合は、移動平均が上昇優勢へ転換する条件となる200日移動平均を上値余地として意識されると考えられ、同価格付近は遅行スパン好転前に形成したダブルボトムの等倍の値幅に値するという点にある。

但し、先行きの雲が捻じれる(相場の変化日が訪れる)までは、同領域(雲)は抵抗帯としての見方が優勢であり、(トレンドは)同領域に寄り添う90日移動平均を突破しない見方が強まっていることが気がかりな点といえよう。

下落時の注目点>:雲が捻じれるまで90日移動平均の突破が厳しい

XEM/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

下落時の注目点は、レジスタンス1の12.5円が強い抵抗帯となり得る点にあろう。

レジスタンス1(12.5円):

レジスタンス1の一目均衡表・雲および(下向きの)90日移動平均を突破しないという想定である。

選定根拠は、先行きの雲が捻じれる(相場の変化日が訪れる)までは、同領域(雲)は抵抗帯としての見方が優勢であり、(トレンドは)同領域に寄り添う90日移動平均を突破しない見方が強いためである。

この場合は、先行きの雲が下降雲を形成していることを視野に、(切り下がる雲を意識されるような)下値模索の展開が続くことを想定する必要があるだろう。

(3/11 午前3:00時点)

■本稿の分析方法を用いた過去のレポート一覧

・2022/03/01「MONA(モナーコイン):雲が重石-基準線攻略で117円(90日移動平均)まで上昇あるか

・2022/02/16「XRP(リップル):雲の捻じれで「ひと相場終了」―200日移動平均の107円まで上昇余地あり

・2022/02/14「MONA(モナーコイン):一目均衡表・基準線反発で買方優勢への転換条件とは?

・2022/01/20「MONA(モナーコイン):一目均衡表・基準線突破で上値余地あり!-パーフェクトオーダー前に2020年以来の安値死守なるか

・2022/01/13「XRP(リップル):雲の捻じれ間近!―基準線攻略で形勢逆転なるか

・2022/01/06「MONA(モナーコイン):21日移動平均攻略で買方優勢転換なるか-145円に注目

・2021/12/29「XRP(リップル):買方優勢へ転換間近か―97円に注目!

・2021/12/20「MONA(モナーコイン):安値模索の展開か―200日移動平均攻略で買方優勢転換も

・2021/12/16「XRP(リップル):さらなる下押しに警戒も一目均衡表・基準線攻略で買方優勢転換となるか?

・2021/12/02「MONA(モナーコイン):上昇優勢継続が手厚い―転換線下抜けで形成逆転の展開も

・2021/11/26「MONA(モナーコイン):上昇優勢継続も薄い一目均衡表の雲が気がかり

・2021/11/18「MONA(モナーコイン):短長移動平均支持で上昇トレンド優勢継続か

・2021/11/04「MONA(モナーコイン)、200日移動平均攻略で上昇トレンド転換の兆し

・2021/10/28「MONA(モナーコイン)、雲下限を死守できるか

銘柄別価格前日比(%)

社内データより作成

3/10の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-2.09%、中央値は-3.25%、標準偏差は3.79%となった。

最大上昇銘柄はOMG/JPY9.92%、最大下落銘柄はBCH/JPY-5.99%

最大上昇銘柄のOMG/JPYは、446円(日足5日移動平均付近)でオープンすると急伸。542円(日足一目均衡表・雲下限、ピボットポイント・R3付近)で引けた。

最大下落銘柄のBCH/JPYは、前日に日足MACD(12,26,9)が弱気シグナル継続している最中で値を下げ、32,000円(日足5日移動平均、ピボットポイント・S1付近)で引ける展開であった。

24時間 ボラティリティ(%)

社内データより作成

3/10の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は10.55%、中央値は9.31%、標準偏差は3.55%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はOMG/JPY21.88%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONA/JPY7.41%となった。

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2022-03-11
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