ライン分析で見るETH(イーサリアム)。リスクオフの中でどう動く?

Daily Market Report 2022/1/21

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日足目線では依然上昇優勢

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成
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上図は、ETH/JPYの日足チャート(2021/8~執筆時点)に主要なレジスタンス・サポートラインを描画したものである。

これを見てもわかるとおり、レジスタンス・サポートラインは右肩上がりとなっており、チャートだけをみれば全般的には上昇優勢といっていいかもしれない。

ただし、足元においてで(c)ラインをした抜けており、これは米国のインフレ懸念の顕在化からの調整であろう。

市場全体ではFRB(米連邦制度準備理事会)のバランスシート縮小と、利上げのダブルパンチにより全体的にリスク資産の売り込まれが目立ってきている。

ダウ平均株価、S&P500指数などの米国株式の下落率は、今月に入り5%を上回っており投資家の恐怖感が目立つ状況となっている。

追従する形で、暗号資産市場でもBTCを筆頭に売り込まれる展開が続いており、投資家にとっては苦しい状況が続いているといえるだろう。

市場にとって利上げとバランスシート縮小という、二つの金融引き締めが立て続けに実行されるという例はこれまでなく、市場、経済への波及度合いはいまだ未知数なところがあるため、急なリスクオフ相場には注意していきたいところだ。

このような状況で、今回はETH/JPYの価格推移に着目してレポートしてみたい。

本稿では今年1/7の当社マーケットレポートにおけるシナリオ更新を、ライン分析を用いて考察していく。(前回のレポート:Daily Market Report 2022/1/7「ETH(イーサリアム):足元は総悲観。今後の行方はファンダメンタルズが知っている」参照)

最初に今後のETH/JPYの展開を考察するうえで重要なレジスタンス・サポートラインとして以下を設定する。

・チャネルライン(a)、(b)、(c)、(d)

現在はチャネルライン(d)で下げ止まったあと、1/10に付けた安値338,000円から7%強戻した364,000円ラインを推移している。

日足目線では、去年9月末に付けた前回安値290,000円を更新しておらず、いまだ上昇相場ではあるが、去年11月からみて現在は33%ほど下落しており、悲観相場真っただ中という印象だ。

<下落シナリオ>:下落継続で29万円を目指すか

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上図はETH/JPYの8時間足チャートに下落シナリオにおける価格推移(白矢印)を描画したものだ。8時間足で見えてくるラインとして(e)、(f)のラインも描画しておく。

シナリオの1つ目は調整相場が継続し、中長期下降トレンドに転換していく下落シナリオだ。

前回のレポートとは違い、新たにシナリオ更新として意識すべきは新しいチャネルラインである(d)ラインであろう。

このラインは短期足でのトレンドラインとしても機能しており下抜けた場合は下落に注意が必要だろう。

またチャネルライン(f)を下抜けているため、損切売りと新規の売り注文で下落したのち、いったんの押し目を作り、再度(f)でレジスタンスされ下落、というシナリオが考えやすい。

順当に下落シナリオを歩んだ場合、下値のターゲットプライスとしては、前回に引き続き290,000円のラインを想定しておきたい。

<上昇シナリオ>:(f)ラインを回復、(d)、(b)ラインを目指す

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上図はETH/JPYの8時間足チャートに上昇シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものだ。

シナリオの2つ目は足元の短期調整が終わり、長期の上昇トレンドへ再び回帰するシナリオである。

米国の利上げバランススート縮小の波及度合いが一服し、市場全体でリスクオンムードになってくる場合、早期の上昇転換も考えられる。

このような局面におけるETH/JPYの上昇転換シナリオでは、(f)ラインの回復が目下の課題となってくる。

(f)ラインを回復した後も、依然として下落のチャネルの範囲内であるため、上昇したのちの反発下落にも注意したいところだ。

(1/21 午前7:00時点)

銘柄別価格前日比(%)

社内データより作成

1/20の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-3.11%、中央値は-2.86%、標準偏差は1.85%となった。

最小下落銘柄はETH/JPY-1.13%、最大下落銘柄はXLM/JPY-6.80%

最小下落銘柄のETH/JPYは数日前からもみ合い相場となっており、今月20日から21日にかけての上昇をすべて戻す形となった。

最大下落銘柄のXLM/JPYも、数日もみ合い相場となったが、サポートとして機能していた27円ラインを大きく下抜け下落している。

24時間ボラティリティ(%)

社内データより作成

1/20の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は7.75%、中央値は8.07%、標準偏差は1.47%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はMONA/JPY10.12%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRP/JPY3.97%となった。

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2022-01-21
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