MONA(モナーコイン):21日移動平均攻略で買方優勢転換なるか-145円に注目
Daily Market Report 2022/01/06
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・MONAは「売方優勢・下落優勢」の状況―21日移動平均がキーポイント
◇チャートの環境認識
MONA/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
MONA(モナ―コイン)のチャート・価格情報はこちら
上図は、MONA/JPY日足チャートに一目均衡表(転換線期間:9日、基準線期間:26日、先行スパン2期間:52日)と4つの単純移動平均線(5日移動平均、21日移動平均、90日移動平均、200日移動平均)を設定した直近1ヶ月の図(期間:2021/11/26~現在)である。
本稿では、一目均衡表の三役好転・逆転と、同指標と相性の良い移動平均の設定値(5日移動平均を超短期トレンド、21日移動平均を短期トレンド、90日移動平均を中期トレンド、200日移動平均を長期トレンド)による優勢定義を手掛かりとして考察する。
(前回のレポート:Daily Market Report 2021/12/20「MONA(モナーコイン):安値模索の展開か―200日移動平均攻略で買方優勢転換も」参照)
現在の一目均衡表は、転換線が基準線を逆転、遅行スパンが実体を逆転、実勢は雲を逆転していることから、三役逆転の強い売りシグナルが点灯中であり、売方優勢の状況である。
移動平均は、上から90日移動平均(中期トレンド)、200日移動平均(長期トレンド)、21日移動平均(短期トレンド)の並順で、下落優勢の状況である。
一目均衡表と移動平均を複合的に見ると、価格が21日移動平均で抑えられると、90日移動平均と200日移動平均のデスクロス(パーフェクトオーダー)を下値余地として意識され、売方優勢・下落優勢の展開が継続する可能性が想定される。
一方で、21日移動平均を攻略すると、一目均衡表は買方優勢へ転換(転換線が基準線を好転、遅行スパンが実体を好転)する見込みであることから、移動平均が上昇優勢転換(上から90日移動平均→21日移動平均→200日移動平均の並順)となる90日移動平均が上昇余地として視野に入ってくる。
以上のチャート環境認識を踏まえ、<下落シナリオ>と<上昇シナリオ>について検討してみる。
◇シナリオの想定
MONA/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
実勢から想定できる上下のレジスタンスとサポートラインの候補は、次の4つがある。
・レジスタンス2:162円(90日移動平均付近)
・レジスタンス1:145円(21日移動平均、1/2高値付近)
・サポート1:112円(12/31安値付近)
・サポート2:80円(2020年以来の安値水準)
補足:()内はテクニカルポイントを記載
<下落シナリオ>:21日移動平均引けで「売方優勢・下落優勢」継続を意識か
下落シナリオは、レジスタンス1の145円が引き続き上値目処となり、売方優勢・下落優勢の状況が継続しながら、サポート1の112円やサポート2の80円に向けて下落するシナリオとなる。
21日移動平均は下落基調となっており、価格がレジスタンス1の145円まで反発したとしても、一目均衡表では売方優勢を維持することとなる。
また、90日・200日移動平均の位置関係においては強い下落シグナル(デスクロス)成立が想定され、下落基調が継続する展開を想定する。
下値のターゲットは、心理的な節目であるサポート1の112円やサポート2の80円が意識されようか。
90日移動平均と200日移動平均のデスクロス成立に注目し、一旦下げ止まるかを見極めたいところである。
一方で、レジスタンス1の145円を攻略した場合には、一目均衡表は買方優勢へ転換(転換線が基準線を好転、遅行スパンが実体を好転)する見込みであることから、移動平均が上昇優勢となる見込みの90日移動平均(レジスタンス2の162円)を上昇余地とする次の<上昇シナリオ>が視野に入ってきそうだ。
<上昇シナリオ>:21日移動平均攻略で「買方優勢・上昇優勢」へ形勢逆転なるか
レジスタンス1の145円を攻略すると、レジスタンス2の162円を目指す上昇シナリオとなる。
実勢がレジスタンス1の145円を攻略すると一目均衡表は買方優勢へ転換(転換線が基準線を好転、遅行スパンが実体を好転)する見込みであることから、移動平均も上昇優勢へ転換する公算である。
この場合は90日移動平均(レジスタンス2の162円)を上昇余地として意識される流れが想定される。
先行きの一目均衡表・雲の捻じれ(相場の変化日)の状況を確認し、同領域に寄り添う90日移動平均(レジスタンス2の162円)を突破し、さらなる上昇を目指す展開となるかを見極めたいところである。
(1/6 午前3:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
1/5の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は-5.97%、中央値は-6.67%、標準偏差は3.30%となった。
最大上昇銘柄はMONA/JPYの0.29%、最大下落銘柄はXTZ/JPYの-11.20%。
最大上昇銘柄のMONA/JPYは、オープン時より130円前後での保ち合いを形成していたが、深夜2時台に上値137円を付ける上昇を見せた。
最大下落銘柄のXTZ/JPYは、深夜帯に失速し始め、翌午前7時、500円を割り込んだ。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
1/5の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値は11.17%、中央値は11.85%、標準偏差は2.35%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はXTZ/JPYで16.60%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRP/JPYで9.04%となった。
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