XTZ(テゾス)、注視したい価格は475円?

Daily Market Report 2021/12/24

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XTZはNFT銘柄としても注目されるが…

CoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成
XTZ(テゾス)のチャート・価格情報はこちら

上図は、2020/12/24-2021/12/22の期間における当社取扱い銘柄間の相関係数をマトリクスにしたものである。(USD価格で算定)

本日はXTZ(テゾス)に着目して分析をしてみる。

XTZ(テゾス)はテゾスコミュニティ「Tezos Commons」がNFTに取り組んでおり、NFTに関連した銘柄の一つとして注目されている(3/12 CoinPost)。

XTZは、同じくNFTに関連した銘柄として挙げられるETH(イーサリアム)との相関係数は0.67であり、ある程度の相関関係があることが伺える。

XTZ(テゾス)とETH(イーサリアム)とで相違しているところは、XTZは取引の承認に電力消費の少ないPoSをコンセンサスアルゴリズムを利用しているところである(3/12 CoinPost)。また、XTZは手数料の低さからETHの代替としての取引需要も考えられそうである(9/24 CoinPost)。

一方で、XTZと他の銘柄との相関係数をみてみると、OMG、BTC、QTUM、XRPとの相関がETHを上回っており、XTZがETHに追随していると捉えるのも早計ともいえそうだ。

次に、 当社比較チャートより、上記期間の値動きを追ってみる。

値動き自体はOMGに近いが、10月上旬の失速に相違点

比較チャート 日足(XTZ, OMG, ETH, BTC)
当社取引ツールより作成

上図は、XTZと相関に高いOMG、ETH、BTCの対円比較チャートである。(2020/12/24-2021/12/22の期間)

4銘柄とも、年初からの5/8にかけて上昇、5/8から7/20にかけて下落、7/20から反転して上昇と、日足ベースでのトレンド転換に一致する点が見受けられ、正の相関を確認できる。

ここで、7/20以降の上昇では、OMG、ETH、BTCの3銘柄とも11/9(赤矢印)まで上値を伸ばしたのに対し、XTZは10/3に失速し、下落トレンドとなった点に注目しておきたい(黄矢印)。

明確な材料ではないものの、前月9/15にはXTZと近い時価総額かつ、ETHの代替として期待されていた暗号資産「ソラナ(SOL)」がメインネットワーク停止により急落したことから、連想売りや、買い控えが強まったとの見方もできそうだ。

XTZは、OMGやETHと概ね似た値動きを持っているとみることもできるが、XTZ特有の材料にはも、やはり注視しておきたい。

最後に、価格帯別出来高から注目したい価格を探ってみる。

下げ渋りの様相をみせるが、戻り売りにも要警戒

XTZ/USD価格別出来高(2020.12.24 – 2021.12.22)
CoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図では前述の期間におけるXTZ/USDの日足チャートに価格帯別出来高(※)を集計している。
※価格帯別出来高:それぞれの価格帯における出来高を集計し、市場参加者の売買の多い価格帯を明示化する分析方法。累積出来高の薄い価格帯では注文意欲が低いために値が進みやすく、厚い価格帯では値が進みにくいとされている。

上図チャートでは、Cのライン(4.15USD ≒475円(1.00USD=114.5円で換算))が足元のサポートとなっていることがわかる。

調整局面が続く中、この475円が今後もサポートして機能するかに注目しておきたい。

日にちを重ねて475円のサポートが固いことが確認できれば、Bのライン(5.20 USD ≒595.4円)までの上昇トライとなる展開が想定しやすいのではないだろうか。

ただし、このBラインは出来高も多く、レジスタンスとして意識されるため、上値が重くなる展開も予想されるだろう。

Bラインも突破できたとしても、次のターゲットとなるAラインも難関となるかもしれない。Aのライン(6.15USD ≒704円)の累積出来高がBよりも厚いことも、上値の重さとして意識されそうだ。

一方で、Cのラインを下回った場合は注意が必要となる。

このケースはでは、価格帯別出来高の薄いポイントへ価格が動くことなり、下落基調が強くなる展開も想定できるのではないだろうか。

この場合、今年7月につけた安値220円付近への下落の可能性も視野に入れる必要があるだろう。

(12/24午前 2:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

12/23の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は4.35%、中央値は4.15%、標準偏差は2.47%となった。

最大上昇銘柄はENJ/JPY10.91%、最小上昇銘柄はMONA/JPY1.21%

12/23の当社取扱い銘柄は前日に続いて全面高となった。

米食品医薬品局(FDA)による新型コロナ飲み薬の緊急使用承認などを背景に、リスクオンが加速、S&P500種は2週間ぶりに史上最高値を更新した (12/24 日本経済新聞)。

暗号資産市場では、リップル社のCEOが2021年を「今までで最も好調な1年だった」と振り返ったことも市場心理の回復に拍車をかけたようだ(12/24 CoinPost)。

最大上昇銘柄のENJ/JPYは、約2週間ぶりに300円台へ到達して引けた。

現在の価格帯は、11/25(年初来高値)から12/3(直近安値)までの38.2%戻し付近に位置しており、ここでの戻り売りをこなせるかが注目されている。

最小上昇銘柄のMONA/JPYは、ボラティリティも最も低い銘柄となった。

足元では下値を切り上げており、活況な暗号資産市場の恩恵を受けてはいるが、今回は値動きと取引高の高さを兼ね揃えた銘柄が選好されたようだ。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

12/23の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は8.79%、中央値は8.76%、標準偏差は2.23%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はENJ/JPY15.25%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONA/JPY6.92%となった。

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2021-12-24
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