ETH(イーサリアム)、次のターゲットは65万円か?

Daily Market Report 2021/12/23

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きれいな上昇トレンドを描くETH

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成
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上図は、ETH/JPYの日足チャート(2021/6~執筆時点)に主要なレジスタンス・サポートラインを描画したものである。

暗号資産全般の動きは、今年11月に年初来高値を付けた上昇トレンドが終わり、足元では調整が依然として継続している状況だ。

ただし、徐々に下値を固めてきつつあり、反発の可能性も考慮に入れておきたい局面となってきた。

暗号資産市場でのファンダメンタル要因はなかなか見えづらい状況が続いているが、そんな中、今後のETH/JPYの価格推移はどうなっていくだろうか?

本日は、ライン分析を用いて、ETH/JPYの今後の行方を考察してみる。

今後の展開を考察するうえで重要なレジスタンス・サポートラインは以下があげられる。

・上図の高値と安値を結んだ上昇チャネルライン(a)、(b)、(c)

現在はチャネル下限である(c)のラインをワンタッチした後、やや値を戻して(b)ラインを目指す動きとなっている。

今後は上昇反転に転じるか、または(c)ラインのレジスタンスが否定され、下落に転じるかに注目したい。

前回の調整で、9月3日につけた高値44万円から9月21日につけた安値29万円までは15万円規模の調整となっており、今回も11月10日に付けた高値55万円から12月4日に大きく反発した40万円までは15万円の調整幅となっている。

ここからこのチャネルラインが市場に強く意識されていることがよく分かる。

<シナリオ1>短期調整から再び上昇トレンドへ

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図はETH/JPYの日足チャートに上昇シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものだ。

シナリオ1は足元の短期調整が終わり長期の上昇トレンドへ再び回帰するシナリオである。

上昇のシナリオの場合は過去の値動きを踏襲すると仮定すると65万円までが一旦の目標価格となってくる。

・7月20日に付けた安値18.5万円から、9月3日に付けた高値44万円までは約25万円の上昇幅
・9月21日につけた安値29万円から、11月10日に付けた高値55万円までは約26万円の上昇幅

過去二回の上昇幅を踏襲すると、次のターゲットプライスは12月4日につけた安値40万円から25万円上昇した65万円を想定しておきたい。

<シナリオ2>短期調整が本格的な下落トレンドへ

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図はETH/JPYの日足チャートに下落シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものだ。

シナリオ2は足元の短期調整が継続し、本格的な下落トレンドになるというシナリオである。

このシナリオにおいてはチャネルライン(c)がサポートとして働くかどうかが一旦の目安となってくるだろう。

(c)がサポートとして機能せず、価格が割れこむようならターゲットプライスとしては前回安値の29万円ラインまでの下落は視野に入れておきたい。

ここまで割れこんでしまうと、年初来安値である18.5万円のラインが見えてくるため、長期的な下落相場へ転換する可能性にも注目していきたい。

(12/22午後 9:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

12/22の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.30%、中央値は2.14%、標準偏差は2.59%となった。

最大上昇銘柄はOMG/JPY9.31%、最大下落銘柄はMONA/JPY-0.55%

12/22の当社取扱い銘柄は全面高となった。

最大上昇銘柄のOMG/JPYは、約半月ぶりに700円台へ上昇。

12/21の下落時に600円で下値が支えられたのち、徐々に下値を切り上げる動きが続いており、本日も上昇が続いた。節目の700円をしっかりと上抜けたことで上昇に勢いが付き、一時730円付近まで上昇することとなった。

最大下落銘柄のMONA/JPYは、引き続き上値の重い値動き。

昨日同様、140円割れの水準へ下落する場面が見られたものの、クローズにかけては150円台へ回帰する動きとなった。下方向への変動こそあるものの、基本的には方向感の無い値動きが主体となっている。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

12/22の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は5.74%、中央値は5.23%、標準偏差は2.14%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はOMG/JPY11.13%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY2.65%となった。

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2021-12-23
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