大幅に調整されたXRP(リップル)そろそろ大底か?

Daily Market Report 2021/12/08

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下落のチャネルを描くXRP

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成
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上図は、XRP/JPYの日足チャート(2021/8~執筆時点)に主要なレジスタンス・サポートラインを描画したものである。

足元のXRP/JPYは12/4に暗号資産市場全体の急落を受け、始値104円から一時74円台まで29%の下落を記録している。

市場全体ではBTCが20%超えの下落調整を迎えた後、大幅に反発し5万ドル台を回復しているが、XRPも95円台まで大幅に反発する値動きとなった。

金融市場全体においては、オミクロン株や米金融政策の動向に対して変動が大きい展開が継続している。このような市場環境の中、XRP/JPYは今後どのように価格推移していくだろうか。

本稿ではライン分析を用いシナリオ考察をしていく。

最初に今後のXRP/JPYの展開を考察するうえで重要なレジスタンス・サポートラインとして以下をあげる。

・下落のチャネルライン(a)、(b)、(c)、(d)

現在のXRP/JPYはこのチャネルライン下限を推移しており、下抜けするか、反発上昇するかに市場の注目が集まっていると考えられる。

<シナリオ1>: 短期調整からチャネル上限を目指す

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図はXRP/JPYの4時間足チャートに上昇シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものである。4時間足で引けるラインとしてチャネルライン(e)、(f)を線画しておく。

シナリオ1は足元の短期調整が終わりチャネルライン(e)を上抜け、日足のチャネル上限である(a)のラインを目指すシナリオである。

現在は(d)ライン90円付近の上を推移しているXRP/JPYが、サポートラインとして(d)ラインを下回ることなく安値を切り上げる形で上昇すれば、上昇トレンドへの転換が想定される。

ターゲットプライスとしては、(e)(f)チャネル上限である100円、(c)ラインの110円が想定される。さらに上値追いが継続する場合は、11月高値の(a)ライン150円を目指す展開を視野に入れておきたい。

アノマリーでは、12月は相場全体が強含む傾向があり、今が年末に向けての押し目買いの好機だと捉えることもできるかもしれない。

<シナリオ2>: 短期調整が本格的な下落トレンドへ

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図はXRP/JPYの4時間足チャートに下落シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものである。

シナリオ2は足元の短期調整が継続し、本格的な下落トレンドになるというシナリオである。

現在、(d)ライン90円付近の上を推移しているXRP/JPYが、サポートラインとして(d)ラインが機能せず、下抜け後に一転レジスタンスラインとなる展開が想定される。

下落のターゲットプライスとしては、(e)(f)チャネル下限であるXRP/JPY = 70円が想定され、最終的な目標プライスとしては、今年6月に付けた安値である57円までの下落も視野に入れておきたい。

(12/8 午前5:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

12/7の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.65%、中央値は1.33%、標準偏差は3.45%となった。

最大上昇銘柄はOMG/JPY12.00%、最大下落銘柄はETH/JPY-0.25%

最大上昇銘柄のOMG/JPYは、前日の日足21日RSIが売られ過ぎ圏(30%以下)を脱し、751円(日足21日移動平均-1σ、ピボットポイント・R3付近)まで戻した。

最大下落銘柄のETH/JPYは、上限を50.1万円(日足一目均衡表・雲上限、ピボットポイント・R1付近)、下限を47.5万円(日足5日移動平均、ピボットポイント付近)を意識される形で方向感のない展開であった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

12/7の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は7.45%、中央値は6.01%、標準偏差は3.62%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はOMG/JPY15.83%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY4.24%となった。

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2021-12-08
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