実はパフォーマンス優秀、ETC(イーサクラシック)の今後は?

Daily Market Report 2021/11/17

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ETC騰落率

騰落率(当社クローズレートより作成)

上図は2021年の当社取扱い銘柄の騰落率をグラフにしたものである(1/1基準)。(OMGは1/1時点で当社にて取扱いがなかったため割愛)

ETCの年初来騰落率は972%となっており、最も低いXEMの-3.0%、MONAの45%と比較すると抜群のパフォーマンスを誇っているのが分かる。

今回はこのETCに注目して分析してみたい。

ETC日次変化率

ETC日次変化率分布(当社クローズレートより作成)

上図は2019年と2020年および2021/1/1から11/15までのETC/JPYの日次変化率の分布である(日次変化率は、前日の終値から当日の終値の変動幅をX%で示したもの)。

大きな特徴として、2019年と2020年は0%以上3%未満のところに一番大きな山を作り、2021年は-3%以上0%未満に一番大きな山を作っている。

2021年に注目すると、-3%以上0%未満のマイナス圏に一番大きな山を作っていながらも、全体としてはプラスで終わった日の方が多いことが分かる。その数は現時点で167回を記録している。

以下で年限ごとの分布傾向について整理してみる。

過去3年でプラスで収束した日数および割合は以下のようになる。

2019年:187回(51.23%)
2020年:189回(51.64%)
2021年:167回(52.52%)

プラスの日数比率は2019年が51.23%、2020年が51.64%、2021年が52.52%と大きな違いは見られない。

注目すべきは2021年における3%以上の上昇で終えている日数の多さである。

11/17時点で既に、3%以上6%未満の山から2019年と2020年の山を上回っていることが分かる。また2019年と2020年では観測されなかった35%以上の上昇も散見される。

以上を踏まえると、ETC/JPYの価格が過去2年に比較して、2021年に大きく上昇した背景にはプラス(上昇)の日の値幅の大きさが寄与していると考えられる。

最後にテクニカル分析で今後の値動きを分析してみる。

フィボナッチ・リトレースメントによる分析

ETC/JPY Bid  日足チャート(当社取引ツールより作成)
ETC(イーサクラシック)のチャート・価格情報はこちら

上図は、ETC/JPYの日足チャートに2021/5/6の高値18,054.3円と2021/6/22の安値3,338.5円を結んで、当社描画ツールにあるフィボナッチ・リトレースメントを反映させたものである。

<シナリオ1>:上昇シナリオ

上昇シナリオは、フィボナッチ23.6%水準である6,811.4円をクリアし、38.2%水準となる8,959.9円までの上昇展開を想定するシナリオである。

足元のETC/JPYは11/9と11/10にかけて、赤ライン(23.6%水準:6,811.4円)の上抜けに失敗しており、フィボナッチ23.6%水準が強く意識されていることが分かる。

この23.6%水準の赤ラインの上抜けには8/15、16と9/6、7にもトライして失敗していることから、上値はかなり重たいように見える。

上昇シナリオにおいては、関門として立ちはだかる、23.6%水準の6,811.4円をクリアすることが必要となり、注目ポイントとなる。

23.6%水準をクリアできれば、次のターゲットは38.2%水準の8,959.9円となり、上昇トレンドの形成に勢いが増すことになる。

キーポイントなる23.6%水準の6,811.4円の達成可能性はどのくらいであろうか?それを探るために、以下では一目均衡表とボリンジャーバンドを参照し、検討してみる。

ETC/JPY Bid  日足チャート(当社取引ツールより作成)

上図は、ETC/JPYの日足に一目均衡表ボリンジャーバンドを反映させて拡大したものである。

図からは、一目均衡表の雲が価格の上方に広がっていることが確認できる。ただし、この雲は11月後半にかけてねじれが発生しているとともに、雲が薄くなっていることは注目に値する。

この付近に価格が進めば、雲を上方へ突き破る上昇が起こり、上昇シナリオにおいてキーとなるフィボナッチ23.6%水準(6,811.4円)へ、再度、トライする可能性も高くなるかもしれない。

<シナリオ2>:下落シナリオ

下落シナリオは、上昇シナリオで記載したフィボナッチ23.6%水準の上抜けに失敗し、価格はフィボナッチの起点(0%)となる3,338.5円までの下落を想定するシナリオとなる。

足元のETC/JPYはボリンジャーバンド2σの下限がサポートとして機能していることが分かる。2σの存在が、価格の下落を押し留めているように見えるが、ボリンジャーバンドはやや収縮から拡張期のようにも見え、急落の可能性も視野に入れておきたい局面とも言えるかもしれない。

一目均衡表をみると、現値はすでに雲を下抜けており、ここからは上値が重たく、下落の足は早いかもしれない。

このまま一目均衡表の雲を抜け出せないような状況が続けは、下落リスクも高まることになり、この場合のターゲットプライスはフィボナッチの起点(0%)となる白ライン(0.00%水準:3,338.5円)までの下落も想定しておく必要があるかもしれない。

日次変化率から20%を超える大幅な下落日も観測されていることから、急騰急落には注意したい。

(11/17 午前4:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

11/16の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-6.57%、中央値は-6.37%、標準偏差は1.97%となった。

最小下落銘柄はBAT/JPY-2.59%、最大下落銘柄はLTC/JPY-10.77%

最小下落銘柄のBAT/JPYは調整からの反発上昇局面にいる。

最大下落銘柄のLTC/JPYは他の銘柄同様に11日から続く下落トレンドの最中である。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

11/16の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は15.17%、中央値は15.56%、標準偏差は3.22%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はLTC/JPY21.05%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY8.97%となった。

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2021-11-17
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