Swell目前、方向感弱いXRP(リップル)今後の行方は?

Daily Market Report 2021/10/27

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再び調整入りするも、底堅い展開

XRP/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、XRP/JPYの日足チャート(期間:2021年8月4日~現在)である。

9月下旬におけるXRP/JPYは、一目均衡表の雲の下部に位置しており、三役逆転・弱気シグナルの発生が不安視される局面であった(青色矢印)。

しかし、10月の値動きを振り返ると、10/1のFRB議長による「暗号資産を禁止するつもりはない」との発言(10/1 CoinPost)を契機とした暗号資産市場の好転に伴い、XRP/JPYも10月は約20%の上昇と堅調な動きを見せた。

現在は一目均衡表の雲をサポートとして125円前後の揉み合い状態になっているものの、依然として底堅い展開が続いている。

以前のレポート(Daily Market Report 2021/10/1「調整局面のXRP(リップル)。条件次第で急騰も?」参照)では、ボリンジャーバンドを用いて、スクイーズ(縮小)した後にエクスパンション(拡大)した3月、7月のXRP/JPYの大幅上昇に注目した。

また、変動の少ない無風状態が続くようならボリンジャーバンドは更に縮小し、XRP/JPYが活気を取り戻すような場面があれば、過去の動きのように急騰に繋がる可能性について考察した。

上記を踏まえて、100日単純移動平均線(上図白線、以下100MA)と一目均衡表をもとにこれまでの動きを振り返ると、9/20から9/21にかけて暗号資産市場全体が下落した流れを受け、XRP/JPYも一時90円付近まで値を下げている。

9/20から9/30までは100MAをサポートに上値の重い展開が続いていたが、10/1より前述の好材料が支えとなり、10/10には約一ヵ月ぶりに135円を付けた。その後反落し、現在の調整局面が始まったことがわかる。

日足チャート上では10/14に雲を突き抜けて以降、以下の3つの条件を満たした三役好転が継続しており、テクニカル面では上昇シナリオが進行中であると解釈することができそうだ。

①XRP/JPYの価格が雲を上抜ける
②転換線(橙色線)が基準線(紫色線)を上抜ける
③遅行スパンがXRP/JPYの価格を上抜ける

このレポートでは、今後の展開についてシナリオをアップデートしてみる。

フィボナッチ・リトレースメントによる分析

XRP/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPYの日足チャートに4/14の高値204円と6/22の安値54円を結んで、描画ツールにあるフィボナッチ・リトレースメントを反映させたものである。

10月の値動きをフィボナッチ・リトレースメントから見てみると、無風状態であった9/21~9/30は、上限価格:38.2%戻しの111円と下限価格:23.6%戻しの90円を節目とするレンジ(①)であったことがわかる。

地合いが好転した10/1からの値動きを見てみると、下限価格として38.2%戻し111円でサポートを確認した後、上限価格として50%半値戻しの129円を目指して反発していた。

現在は上記111円と129円のレンジ推移が継続している(②)。

XRP/JPYは、フィボナッチ・リトレースメントの節目を上限価格とするレンジを形成し、着実にその上限価格を上抜けしながら上昇シナリオを形成してきたことがわかる。

では、今後の考えられるシナリオを、以下に整理してみたい。

<シナリオ1>:上昇シナリオ

上昇シナリオは、61.8%戻しの147円(上図緑線)や、9月の高値である152円を目処とした上昇を想定するシナリオである。

10/9には50%半値戻しの129円(上図紫線)ラインを上抜けしたXRP/JPYは、現在125円前後での価格推移となっている。

130円台でしっかり足固めすることが出来れば、フィボナッチ・リトレースメントから見た直近のターゲットプライスとしては、61.8%戻しの147円(上図緑線)が想定される。

147円突破に成功し、更なる上昇に弾みがつく展開となれば、9月の高値である152円(9/7)を超える可能性もあるだろう。

<シナリオ2>:下落シナリオ

一方で下落シナリオとしては、38.2%戻しの111円から23.6%戻しの90円のレンジへ後退するシナリオが考えられる。

現在までの動きを見てみると、50%半値戻しの129円を突破する場面もあったが、上髭となって相場は反落しており、上値の重たさが目立つ。

10/9以降、129円がレジスタンスとなり、50%半値戻し水準を割りこんだ価格帯で推移している状況である。

10/17には暗号資産市場全体の急落に伴い、XRP/JPYも一時109円まで下落した。現在は125円前後まで値を戻したが、レンジ上限での売り圧力の高まりによって、上値の重くなる展開も想定しておくことが必要かもしれない。

また、11/10にはリップル社の年度イベントRipple Swellを控えており、過去には “Swell開催前に価格が上がり、開催中に下がり続ける” という価格変動を見せている。(「リップルの国際会議Swellとは?XRP価格は今年も下落?」参照)

XRPはSwellが終わると売られる傾向があることから、過去と同様のパターンになった場合は、38.2%戻しの111円、更には23.6%戻しの90円を割り込む可能性も考えられる。

Swell開催付近、11/10前後の値動きには十分注意が必要だろう。

(10/27 午前6:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

10/26の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は0.23%、中央値は-0.05%、標準偏差は1.78%となった。

最大上昇銘柄はBAT/JPY3.41%、最大下落銘柄はBTC/JPY-2.86%

最大上昇銘柄のBAT/JPYは続伸。

当社取扱い銘柄で最もボラティリティが高かった銘柄でもあった。

上昇の勢い強く、翌午前4時には一時80円を付けた。

最大下落銘柄のBTC/JPYは反落。

一日を通して軟調な展開が続き、翌午前6時には700万円を割り込んだ。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

10/26の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は4.50%、中央値は4.40%、標準偏差は1.04%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はBAT/JPY6.55%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXLM/JPY3.21%となった。

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2021-10-27
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