青天井のETH(イーサリアム)今後の展望は? レジサポラインを使った分析

Daily Market Report 2021/10/25

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価格上昇は著しいが、上値は重たくなってきたか

ETH/JPY Bid 日足チャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、ETH/JPYの日足チャート(2020/11~執筆時点)に主要なレジスタンス・サポートラインを線画したものである。

ETH/JPYは、5月から続いた大幅な下落が7月下旬の180,000円付近で下げ止まり、反発した後、9月上旬に再度430,000円付近の高値をトライした。

その後は5月高値470,000円を抜けれないと、一転、大幅調整を経て9/20には280,000円をワンタッチ後、現在はリバウンドから500,000円を伺う展開となっている。

市場全体では、米SEC(証券取引委員会)が今月15日、ビットコイン先物ETFの申請を承認したこと(10/18 Bloomberg)で、過熱感が強くなっていたが、現在はBTC(ビットコイン)中心に上値が重たくなってきている印象を受ける。

このような状況のなかで、ETH/JPYの価格動向はどうなっていくのだろうか。

本日は、ライン分析を用いてシナリオを考えていく。

今後の展開を想定する上で重要なレジスタンス・サポートラインとして、上図の(A)の480,000円史上最高値ライン、9/21に記録した(B)の280,000円ライン、さらに下値の支えとして機能する(C)の180,000円ラインがあげられる。

加えて、レジスタンス・サポートライン、チャネルラインとして機能している(D)、(E)、(F)のトレンドラインを線画し考察する

上昇シナリオの場合

ETH/JPY Bid 4時間足チャート(当社取引ツールより作成)

上図はETH/JPYの4時間足チャートに上昇シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものだ。

上昇シナリオにおいては、史上最高値である(A)の最高値ラインがレジスタンスとして立ちはだかっており、ここを明確に上抜ける必要がある。

このラインをの上抜けが確認できた場合、価格は青天井になってくるため、ターゲットプライスとしては、日足でみた長期のチャネルライン上限である(D)のラインが一つの目途として想定される。

一方、上昇シナリオにおける下値サポートとしては、9月からの上昇局面のサポートラインである(青線γ)ラインには注視しておきたい。

下落シナリオの場合

ETH/JPY Bid 4時間足チャート(当社取引ツールより作成)

上図はETH/JPYの4時間足チャートに下落シナリオにおける価格推移(白矢印)を線画したものだ。

下落シナリオの場合、(A)ライン の上抜け失敗後、サポートライン(青線γ)の下抜けが想定され、その場合のターゲットプライスとしては、押し安値ライン(青線β)の410,000円が想定される。

さらに下押しした場合のターゲットプライスとしては、チャネル下限である(F)ライン、そしてサポートラインとして機能している (青線α)ラインの350,000円が一つの目途として想定しておきたい。

(10/24 午後10:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

10/24の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.04%、中央値は-0.96%、標準偏差は1.08%となった。

最大上昇銘柄はOMG/JPY0.87%、最大下落銘柄はBAT/JPY-2.75%

最大上昇銘柄のOMG/JPYは1,635円(日足一目均衡表・転換線、ピボットポイントR2付近)を上限、1,540円(ピボットポイントS1付近)を下限としたレンジで、横ばい推移であった。

最大下落銘柄のBAT/JPYは78円(日足一目均衡表・転換線および雲、ピボットポイント・R1、日足90日移動平均付近)で頭打ち、73.5円(ピボットポイント・S2付近)まで下押す展開となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

10/24の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は5.39%、中央値は5.41%、標準偏差は1.06%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はLTC/JPY7.85%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY3.59%となった。

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2021-10-25
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