OMG(オーエムジー)年初来高値更新!史上最高値目指して続伸なるか。

Daily Market Report 2021/10/15

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独自材料でOMG(オーエムジー)は力強く上昇

OMG/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、OMG/JPYの2021年4月以降の日足チャートである。

10月初旬からビットコインの価格が上昇を続け、アルトコインも連れ高となるなど、暗号資産市場全体が上向いてきた印象を受ける中、OMGは特に力強い上昇を見せており、当社取り扱い銘柄の中で唯一、年初来高値を更新した。

OMGが強い上昇を描いている背景には、OMG保有者に対して、ボバ・トークンという新たな暗号資産がエアドロップされるとの告知が行われたことが一要因として挙げられるだろう。(9/20  https://www.enya.ai/press/public-mainnet)
(ただし、今回のエアドロップについては、主要海外取引所及び国内取引所での取り扱いは未定である。)

一般的に、エアドロップが告知されると、エアドロップ予定日付近までその関連する暗号資産の価格が上昇する傾向がある。

今回、スナップショット日(エアドロップでの新規暗号資産を受け取る権利が確定する日)は11/12であり、その後11/19にOMG保持者へ1:1の比率で、ボバ・トークンがエアドロップされる予定となっている。(https://boba.network/airdrop/)

そのため、11月のエアドロップ実施までOMGは期待感による買いの動きが優勢となり、続伸する可能性があるだろう。

次にテクニカル面を確認する。

テクニカル的にも上昇傾向示唆

OMG/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

OMG/JPYの値動きを確認すると、エアドロップ日程が告知された翌日の10/2に400円超の大幅高となり年初来高値である1,672円を更新した。

その後も上値追いが継続するも心理的節目の2,000円を超えることが出来ず、日足ボリンジャーバンド・+3σ水準(上図 黄色点線)で頭を抑えられたことで一旦売りに押され、1,972円でピークアウトする形となり10/11にかけて下落が続いた。

反落後は一時1,387円まで下押ししたものの、7/20を起点とした上昇相場においてサポートとして機能している日足一目均衡表・基準線(上図、緑実線)や日足ボリンジャーバンド・ミドルバンド水準(上図 白点線)で下値が支えられた。

下値での買い意欲を確認できた格好となったことから、現在は年初来高値更新後のスピード調整期間と捉えることもできよう。

また、日足一目均衡表では三役好転が8/13に成立したのち、約2ヶ月間継続しており、上昇相場の勢いの強さを伺うことが出来る。

上昇継続の場合、まずは2,000円台回復がターゲットとなるだろうか。

2,000円台を回復した場合には、2018/4/26の高値2,336円(CoinMarketCapより)まで目立った上値抵抗帯がなく、上昇に弾みが付く可能性もありそうだ。

真空地帯となっている2,000円以上の水準では、日足ボリンジャーバンド・+3σ水準(上図 黄色点線)を目先の上値目処とした、強い上昇相場が続くことも想定されるだろう。

最後に、当社過去レポートでも紹介した、価格と出来高の関係について確認する。

価格上昇+出来高減少に要警戒!

CoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図は、2021/1/1からのOMGの出来高(棒グラフ)と終値(折れ線グラフ)を表したものである。

9/9の当社レポート(Daily Market Report 2021/09/09「OMG(オーエムジー)、ソーサーボトム完成後に急騰するも即反落、この先の展開は?」参照)において、出来高の増加とその後の価格推移に着目し、「出来高が2,000億円を超えた場合、その日の前後で価格がピークを迎えている」という傾向から上昇がピークを迎えている可能性について言及した。

ところが、現時点で出来高と価格推移を確認すると、9月以降に出来高が2,000億円を超える日が複数あるものの、同レポート内で指摘した過去のパターンを踏襲せず、価格は上昇を続けている。

加えて、9月からは1,000億円以上の出来高となる日数も増加し、高い出来高を維持しながら価格が上昇する、理想的な上昇相場を描いていることが確認できる。

出来高と価格推移の関係性に変化が見られることから、相場の潮目が変わり、本格的な上昇相場になった可能性も考えられる。

一方で、この先にもし出来高が低下しながら、価格上昇が継続する場合には見方を修正する必要がある。

価格が上昇する状況下で出来高が減少する理由の一つに、高値圏での買い控えムードが強くなっていることが挙げられ、市場参加者間でのチキンレース状態が高まっている可能性が推測される。

高値圏で価格上昇が頭打ちとなれば、手仕舞いでの売りが先行し、売りが売りを呼ぶ展開になるなど、きっかけ一つで大きく崩れる危険な状態と捉えることが出来る。

下落に転じる場合、足元の上昇の勢いを否定する、9月半ばに揉み合いとなっていた800円~1,000円レベルまでの下落となる可能性に注意しておく必要がありそうだ。

とはいえ、現時点では大きく崩れておらず、2018/1/8に記録した過去最高値である3,211円(CoinMarketCapより)更新を睨んだ息の長い上昇相場への入り口なのか、出来高も一つの判断材料として、注目したい。

(10/15 午前4:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

10/14の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は1.72%、中央値は1.78%、標準偏差は1.82%となった。

最大上昇銘柄はETH/JPY6.19%、最大下落銘柄はOMG/JPY-1.38%

最大上昇銘柄のETH/JPYは、6%超の大幅高。東京時間序盤からほぼ一本調子で上昇を続け、9/7以来の水準である43万円台まで上値を伸ばした。しかしそこから上値を伸ばしきれず、42万円台後半に小緩んでクローズを迎えた。

最大下落銘柄のOMG/JPYは、年初来高値更新後の下落からの反発が一服。10/11から当社取り扱いアルトコイン銘柄の中で独歩高となっていたが、本日は他アルトコイン銘柄と逆行し弱含んだ。しかし大きく崩れてはおらず、上昇の小休止といった印象だ。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

10/14の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は4.76%、中央値は4.30%、標準偏差は1.21%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はETH/JPY7.12%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBCH/JPY3.17%となった。

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2021-10-15
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