LTC(ライトコイン)レジサポで見る相場分析

Daily Market Report 2021/09/02

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上昇トレンド継続なるか

LTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は2020年12月から現在までのLTC/JPYの日足チャートである。

LTC/JPYは5月からの下落トレンドから一転し、現在は反発局面となっている。価格は下落幅の25%戻しほどで、18,000円から20,000円の水準での推移となっている。

今後の展開を想定する上で、重要なレジスタンス・サポートラインとしては、日足だけではなく、週足でも反応のある(A)の18,500円ラインと(B)の11,500円ラインがあげられる(上図赤水平線)。

さらに、サポートとしては、7月4日に付けた戻り高値16,000円(上図水色点線)が作用しそうである。

一方で過去において、反発や反落の節目として多く機能している斜めのトレンドラインとして、(C)と(D)のラインが意識されてきそうだ(上図赤トレンドライン)。

上記、4本の重要な水平線とトレンドラインのうち、(A)のサポートラインが現在値に最も近く、今後において、最初に意識されるラインになるであろう。以下、直近の(A)ラインの価格帯付近での短期時間足のチャートである。

平行線レンジのブレイクが鍵

LTC/JPY  1時間足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は2021/8/11~現在までのLTC/JPYの1時間足チャートである。

現在は20,500円の(a)ラインを上限、17,500円の(b)ラインを下限としたレンジ推移となっていることが分かる。

上記から上抜けの場合と、下抜けの場合で、それぞれシナリオを予想してみたい。

〈上抜けの場合〉

上抜けの場合、上位足で上昇トレンドであることから、価格が続伸してくる可能性があると言える。また20,500円を上抜けてくると、エリオット波動の第3波が形成されてくる。

エリオット波動の第3波は基本的に一番伸びやすいと言われており。ここから一段買い進められる可能性もあるだろう。

ターゲットプライスは5月からの下落幅の50%半値戻し水準である27,000円が想定される。

〈下抜けの場合〉

下抜けの場合、価格は短期的には下降トレンドを形成する流れが想定される。

17,500円を割り込むような展開となると、8月からの反発局面が否定されるような局面となり、上昇トレンドを見越したロングポジションの損切も市場に影響を与える可能性がある。

この場合、ターゲットプライスは上述した7月4日の戻り高値、16,000円(上図水色点線)が抵抗帯となりえそうである。

さらに、16,000円の抵抗帯をブレイクした場合、次に考えられるのは、(C)の下降トレンドラインである13,000円がレジサポの転換として意識されそうだ。

ただし、日足チャートを見ると、LTC/JPYは7月20日から短期上昇トレンドが形成されていることを考慮すると、下落は一時的なものとなり、押し目を形成して長期の上昇トレンドに回帰する可能性もある。

短期的な突っ込み下落があったとしても、追随する動きがあるかを確認するスタンスが必ようであろうか。

(9/1午後10:00時点)

銘柄別価格前日比(%)

社内データより作成

9/1の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は5.42%、中央値は5.05%、標準偏差は2.46%となった。

最大上昇銘柄はETH/JPY10.89%、最小上昇銘柄はMONA/JPY2.41%

暗号資産市場は全面高。

9/1午後9時半のADP雇用統計が予想61.3万人を大きく下回り37.4万人で、9/3の米雇用統計を前に景気後退を懸念(9/1 Reuters)。同日午後11時のISM製造業景況指数は予想58.6を上回り緩和された(=買い戻しが入った)(9/1 Reuters)ものの、米国債上昇を背景としたドル売り(=ドルインデックス低下)を受け、暗号資産市場はゴールド(金)に代わって押し上げ。

もっとも、テザー(USDT)などの主要なステーブルコインが新規発行(Mint:ミント)されたことや、9/7に世界初の「ビットコイン法」を施行するエルサルバドルが160億円規模のビットコイン信託を立ち上げ予定(9/1 CoinPost)、米大手暗号資産取引所のデリバティブ取引所買収報道(9/1 CoinPost)等のタイムフレームが好材料となり、ニューヨーク市場時間帯に一段上げた。

最大上昇銘柄のETH/JPYは、370,000円(8/23高値、日足一目均衡表・転換線付近)で始まりブレイクアウト。日足14日RSIは買われすぎ圏(70%以上)に到達した。

最小上昇銘柄のMONA/JPYは、157円(8/31安値、日足一目均衡表・基準線付近)で支持され、166円(日足一目均衡表・転換線、ピボットポイントR2付近)まで上昇。日足14日RSIが50%を上回り、スローストキャスティクスがゴールデンクロスするなど、上昇サインが点灯した。

24時間 ボラティリティ(%)

社内データより作成

9/1の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は7.30%、中央値は6.89%、標準偏差は2.19%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はETH/JPY11.42%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBCH/JPY4.06%となった。

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2021-09-02
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