XLM(ステラ・ルーメン)続伸なるか。三角保ち合いが重要?
Daily Market Report 2021/08/25
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・上値の重たい展開か
XLM/JPY 日足(当社取引ツールより作成)
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上図はXLM/JPYの2020/10/29~現在までの日足チャートである。
暗号資産市場全体がピークアウトした5月以降、下落基調となっていたXLM/JPYは、現在、5月高値の84円から7月安値に対する下落幅の40%戻しである40円前後の価格帯で上値の重い展開となっている。
今後の展開を予測する上で、意識される可能性が高そうなポイントは、上図赤丸で示した22円の(a)ラインと39円の(b)ラインがあげられる。
これらのラインは、下落局面でのサポート、上昇局面でのレジスタンスのように複数回反発・反落している価格水準となっていることがわかる。
一方で、トレンドラインを検討してみると、図の(c)と(d)が、意識されるラインとして考えられるであろうか。
2021年2月高値から2021年6月安値を結んだ斜めの(c)のラインと、史上最高値である5/16の高値84.392と直近の高値である8/16の43.435を結んだ(d)のラインである。
現在は、(d)ラインと(a)ラインで三角保ち合いを形成しており、保ち合いを上抜けするか、下抜けするかが一つの注目点である。
以下、保ち合い上抜けと下抜けの2つのパターンについて考察してみる。
・上昇のパターン
XLM/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上図は、上昇した場合のターゲット水準を記したチャートである。
このシナリオにおいては、レジスタンスラインである、(b)のラインと(d)のラインを明確に上抜けることが必要になる。
(b)ラインを上抜けることになれば、一転、レジスタンスからサポートラインとして機能することになり、買い圧力が強まって上昇トレンドへの転換を想定することになる。
上値のターゲット目処としては、5月高値と7月安値の50%半値戻しの53円、100%全値戻しの84円が想定されるであろうか。
・下落のパターン
XLM/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上図は、下落した場合のターゲット水準を記したチャートである。
下落シナリオの場合、強い抵抗帯として機能している7月の安値水準である(a)のラインを下抜けるかが重要となる。
このラインは2021年から始まる上昇トレンドにおいて、まだ割り込んだことがなく、5月の史上最高値からの下落相場でも、このラインで下げ止っているため、かなり強い抵抗帯であると言える。
この防衛ラインである22円の(a)のラインを下回った場合においては、2021年1月の年初水準であるXLM/JPY = 12円までの下落の可能性も視野に入ってくるだろう。
(8/25午前5:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
8/24の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は-4.95%、中央値は-5.30%、標準偏差は1.56%となった。
最小下落銘柄はMONA/JPYの-1.13%、最大下落銘柄はLTC/JPYの-6.59%。
最小下落銘柄のMONA/JPYは反落。直近高値である176円の突破を試すが、売りに押され169円まで値を下げることとなった。
最大下落銘柄のLTC/JPYは反落。夜間帯に下げ幅を拡大し、20,000円を割り込む展開となった。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
8/24の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値は11.04%、中央値は11.43%、標準偏差は3.80%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はOMG/JPYで16.55%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPYで5.24%となった。
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