反発した今こそ見たいRSIランキング:1位はXRP(リップル)で70超

Daily Market Report 2021/08/23

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8/22 RSIランキング XRPは70台、ETHは低い

RSI(14日)当社クローズレート(Mid)より作成

上図は、8/22 午前7時に算出した当社取扱い銘柄の日足RSI(14日)のランキングである。

RSIは相場の加熱感を示す指標の一つであり、50を基準として100に近づくほど買いが強く、0に近づけば弱いとされる(詳細は「オシレーターとは?暗号資産(仮想通貨)のチャート分析で必須の知識」を参照)。

ランキングを確認すると、全銘柄とも50を超えている。暗号資産市場の反発は7月下旬に始まり、1ヶ月経過したが、大きく値を崩すことなく市場参加者の買い意欲を保っているようだ。

XRP/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
XRP(リップル)のチャート・価格情報はこちら

第1位のXRP/JPYは、7/20に60円付近を推移していたが、BTC(ビットコイン)の反発やアフガニスタン有事を契機とした暗号資産市場への資金流入、その後のアルトコイン市場の循環物色で価格は強い上昇となった。

XRPの価格の重しとなっていたXRP訴訟についても、リップル社が主張する「XRPの販売は米国外の取引所を通したものであり、米国法は適用されない」ことによるSECのXRPの有価証券性の証拠提出が6月から8月に延期されている(6/7 Coin Post)事も手伝い、8/15には140円台まで上昇。約4週間で100%以上のパフォーマンスを出した銘柄である。

XRPのRSIは70を超える水準となっており、70以上のRSIは買われすぎのラインとする見方もある。

ただし、これには前提が必要であり、レンジ相場であれば。ということである。

RSIはレンジ相場であれば、逆張り取引に有効な面もあるが、価格が一方向に向かいトレンド形成するような相場には向いていないとテクニカルである。

本稿においては、後ほど「・直近価格を上回らず、次の材料待ち」において、RSIを絡めたXRP/JPYの市場分析を実施するが、その前に逆張り指標としての有効性確認として、下落の初動や出来高の変化などを確認してみる。

XRPの下落率は1位

価格騰落率(当社クローズレートより作成)

上図は8/22 午前7時に当社クローズレートより算出した前日比騰落率の下落率ランキングである。XRPに関して言えば、下落幅も第1位となっていることがわかる。

RSIの最大銘柄であることも踏まえると、価格が高値圏にあるなかでRSIの過熱感をみた利益確定の売りが出やすい状況となっているようにも見える。

さらに、70を超えるRSIに対し、いったんは調整する可能性を見越した売りが、やや、相場を下落させた可能性もあるだろう。

したがって、8/21の下落は、RSIの低下、及び短期的な下落を見越した取引が中心となり、XRP/JPYの下落局面入りを想定した動きではなく、短期取引がボラティリティを拡大させたと考えられようか。

XRPは出来高も最大下落

出来高騰落率(前日比)
CoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図は、当社取扱い銘柄の出来高の前日比率である(8/20 – 8/21)。

MONAを除いて出来高は前日を下回っており、(8/20 – 8/21)は取引自体が全体的に減少いているようだ。中でも、XRPは前日比で最大下落銘柄となっており、価格下落も手伝い、他の銘柄と比較して取引が縮小していたことが伺える。

一方で、日柄での一時的な取引の減少も考えられることから、数日単位での出来高の方向性をみる必要があるだろう。そこで、次は、直近14日間の出来高を用いてRSIを算出した

出来高のRSIはXRPが群を抜く

出来高RSI(14日)
CoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図、出来高のRSIをみると、全体的に50を上回る水準で推移している事が解り、XRPの取引高RSIが他の銘柄と比較しても高い状態を維持している様子が伺える。

ここ14日間で見ると、全体として、取引高も増加傾向の中、価格も上昇している印象を受ける。

直近価格を上回らず、次の材料待ち

XRP/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は2021年4月からのXRP/JPYの日足チャートである。

XRP/JPYは5月の下落以降は軟調な展開が続いていたが、7月下旬以降に上昇基調へと転じて上図①のレジスタンスラインを8月半ばに上抜けを達成した。現在は8/17の直近高値の更新を試みるも上抜けできずに反落する形となっている。

8/20の高値を上回らない限りは上図②のレジスタンスラインの存在が意識される展開となろうか。

RSIは現在は70前後の推移となっておりやや下落基調である。このまま価格が下落する場合、RSIの有効性が発揮(RSIは過熱感を示唆している)されたことになる。

下落した場合の下値目処は100円が1つあげられ、①がサポートラインとして意識された展開が想定されるだろうか。

一方で、RSIの過熱感が否定され、市場は上昇トレンドとなった場合はどうであろうか。

ファンダメンタルズ材料からは、暗号資産市場もアルトコインを中心に活況となっていることから、XRPの訴訟問題の進展によっては、XRP/JPYは150円を目指す展開も想定しておいた方がよいかもしれない。

11月にRipple Swellを控えていることからも再び方向感の出る相場となる可能性も視野に入れておきたい。

価格、出来高ともRSIの低いイーサリアムは

ETH/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
ETH(イーサリアム)のチャート・価格情報はこちら

最後に価格、出来高ともRSIの最下位銘柄となったETH/JPYをみてみよう。上図は、前述のXRP/JPYと同期間のETH/JPYの日足チャートである。

ETH/JPYは5月の下落局面の反発による上値追いがやや鈍化してきている状況である。8/21の下落局面でも、8月上旬につけた高値付近を保っている点に注目したい(②の白線)。

加えて、①のラインが5月の反発局面より、レジスタンスとして意識されてきたが、8月の反落局面では、サポートに転じている。

直近の反発が過去のレジスタンスラインである点については、XRP/JPYと同様であるが、RSIは価格に対し、逆行現象(ダイバージェンス)であると言え、RSIが一服した後に、価格が上昇に転じる様な流れを想起させるチャート形状とも受け取れる。

8/22時点で直近高値を保っている点もあり、今後の流れに注目したい。

(8/22午後8:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

8/22の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.06%、中央値は-2.17%、標準偏差は3.08 %となった。

最大上昇銘柄はBAT/JPY8.35%、最大下落銘柄はQTUM/JPY-3.61%

休日の暗号資産市場はまちまち。週末クローズの米国株上昇を好感され、CMEビットコイン先物のラストレート(48,715ドル)で下値を支えられていたものの、オーストラリアのビクトリア州で600万ドル相当の暗号資産を押収されたとの報道(8/22 CoinPartner)を嫌気され下押した。

その他、8/25に国内取引所初の上場を控えるADA(カルダノ)のATH(All Time High:史上最高値更新)(8/22 CoinPartner)や、USDT(テザー)などのステーブルコインへ物色されたことで、大方の銘柄は圧迫された。

最大上昇銘柄のBAT/JPYは4日続伸。86円(8/16高値付近)を抜けたことで加速した。

最大下落銘柄のQTUM/JPYは反落。4日続伸後、1,507円(8/17高値付近)で抵抗される形となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

8/22の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は7.03%、中央値は6.84%、標準偏差は2.39%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はBAT/JPY13.48%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY3.24%となった。

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2021-08-23
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