QTUM(クアンタム)、初の半減期迫る!二度目のテンバガー(10倍銘柄)なるか!?

Daily Market Report 2021/08/17

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・暗号資産の雪解けは近いのか!?

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図は2020年8月1日からの暗号資産時価総額を示したグラフである。

暗号資産時価総額は2021年5月中旬に2.4兆ドルの過去最高値を更新した。しかし、その後は中国金融機関の預入れ禁止や取引の禁止、中国国内でのマイニングの規制など、中国の暗号資産の規制強化による投資家のセンチメントが悪化した。

時価総額は6月下旬には1.2兆ドルまで下落し、僅か1カ月程で過去最高値から約1.4兆ドルを喪失する悲観的ムードが漂っていた。

足元においては、7月下旬から現在まで、4週間連続で時価総額は増加しており、5月中旬の水準である2兆ドルまで回復したことで暗号資産の雪解けを想起させる展開をみせている。

一方で、BTC(ビットコイン)のハッシュレートを確認すると、マイニング規制強化によって一時100EH/s割れまで下落したものの、緩やかにハッシュレートは回復していることがわかる。

ただし、暗号資産時価総額の回復と比較するとハッシュレートの回復は鈍く、依然としてBTC(ビットコイン)はマイニング規制の余波を受けていることが読み取れる。

こうした状況下で、一体どの銘柄が暗号資産の時価総額が力強い回復に貢献したのかみていきたい。

QTUM(クアンタム)、群を抜いて上昇へ

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図は2021年7月18日を起点とした当社取扱い銘柄の過去30日間の騰落率のグラフであり、下表は、その期間における騰落率ランキングである。

ポイントとしては下記の点があげられる。

・当社取り扱い銘柄の全てがプラスパフォーマンス
・QTUM(クアンタム)は147%と最も高いパフォーマンス
QTUM(クアンタム)とXRP(リップル)が100%を超える上昇を記録

30日騰落率を確認すると、当社取り扱い銘柄の全てが右肩上がりの堅調な推移をみせており、なかでもQTUM(クアンタム)、そしてXRP(リップル)は100%を超える上昇を記録している。

一方で、XEM(ネム)やMONA(モナーコイン)など主に国内投資家に選好される銘柄はプラスパフォーマンスだったものの、他の銘柄と比較すると上昇率が低いことがわかる。

100%を超える上昇となったQTUM(クアンタム)とXRP(リップル)の共通項として注目イベントが目前であることが挙げられる。

XRP(リップル)は11月にリップル社が主催する年に1回のイベントであるSWELLが開催され、QTUM(クアンタム)は12月に初めての半減期を実施する予定となっており、下半期の注目イベントに期待する国外投資家や投機筋の期待先行で現在の相場が形成されている可能性がある。

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成

上図は2021年8月16日を起点とした当社取扱い銘柄の出来高を時価総額でわった割合を示した図となる。

12月に初めての半減期を迎えることとなるQTUM(クアンタム)の出来高/時価総額を確認すると、当社取り扱い銘柄で年間パフォーマンスが最も高いETC(イーサクラッシック)の54%に次ぐ42%という水準で推移しており、投資家の注目度合いが伺える。

また、QTUM(クアンタム)の水準がどの程度高水準であるかを確認するために、Coinmarketcapにリストアップされる全銘柄の出来高/時価総額をみると、QTUM(クアンタム)は全銘柄中6位に位置している。

DeFi(分散型金融)の分野にあたるDEX(分散型取引所)トークンのSUSHI(スシスワップ)やミームトークンの代表格でもあるSHIB(シバイヌ)といった国外投資家の注目銘柄を超えた水準に位置していることからも、国外投資家からの買い支えが期待できる銘柄である可能性がある。

QTUM/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
QTUM(クアンタム)のチャート・価格情報はこちら

上図はQTUM/JPYの日足チャートと一目均衡表、そして最高値の3,605円と6月22日の安値441円にフィボナッチ・リトレースメントを用いた図となる。
(※)フィボナッチ・リトレースメント:「1:1.618」という黄金比率をチャートに組み込み、その後の動きを予想するテクニカルな分析方法。

現在、QTUM/JPYは、反発局面の後、いったんは上値で足踏みの状態となっているが、一目均衡表では、下記のとおりという三役好転の条件が揃い、テクニカル上も、強い上昇トレンドが発生していると読み取ることが出来る。

①転換線が基準線を上抜け、転換線、基準線ともに上昇
②遅行スパンが26日前の価格を上抜け
③価格は雲を上抜け

今後も上昇トレンド継続ならば、フィボナッチ・リトレースメント23.6%にあたる1,188円を背にした押し目買いに支えられ、38.2%の1,650円を超えて50%にあたる2,023円までの上昇する可能性も考えられるだろう。

一方で、マネー流動性などのファンダメンタルズの動きには注意が必要な局面となっている。

BloombergによるとFRB(米連邦準備制度)は景気回復が継続するならば、3カ月後までにテーパリング(債券購入段階的縮小)を開始することの合意に近づいているの報道(8/16 Bloomberg)があった。

コロナショック後に続いた大規模金融緩和による金融相場が終盤に向かっている可能性も考えられる。

調整等が進む場合、OMG/JPYも前回のサポートラインである1,000円程度まで下押しする可能性も視野に入れておいた方がよいだろう。

良好なテクニカルが勝るのか、ファンダメンタルズの影響が上値を押さえていくのか、目が離せない局面となっている。

(8/16午後8:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

8/16の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-2.56 %、中央値は-2.64 %、標準偏差は2.59 %となった。

最大上昇銘柄はXEM/JPY2.01 %、最大下落銘柄はXRP/JPY-7.76 %

最大上昇銘柄のXEM/JPYは4日連続続伸となった。ニューヨーク時間に値を下げたものの、力強く反発。5月下旬の価格水準である23.3円まで上昇を続けた。

最大下落銘柄のXRP/JPYは反落。140円から130円後半で堅調に推移していたが、夜間帯の下落を受け止め切れず、一時10%近くまで下げ幅を拡大した。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

8/16の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は9.52 %、中央値は8.15 %、標準偏差は4.18 %となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はETC/JPY16.90 %。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY4.82 %となった。

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2021-08-17
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