BTC(ビットコイン)、レジサポで見るトレード戦略

Daily Market Report 2021/07/19

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、BTC/JPYの日足チャート(期間:2020年12月末~現在)である。
節目の300万円、400万円、500万円、600万円、700万円にホライゾンライン(赤線)と、反落・反発で意識された価格帯をライン(白線)で結んでいる(レジスタンス・サポートライン、以下レジサポライン)。

BTC/JPYは現在320万円の価格を下限に、レジサポラインをレジスタンスとして上値を抑えられ、緩やかに高値を切り下げながら推移している。

一方、中国のマイニング規制を受けて大幅に下落していたビットコインのハッシュレートが、120EH/sを回復したこと(7/16 COINPOST)は、サポート要因の一つとなる可能性がある。

また、パウエルFRB長官が14日、下院金融委員会の公聴会で「テーパリング(金融緩和縮小)には程遠く、積極的な支援策を縮小するのは、時期尚早」などと発言(7/14 Bloomberg)したことは、金融市場にとっては、リスク資産の買い材料としては好感と受け取れるような要素も散見される。

BTC/JPYは350万円付近で膠着状況が続いているが、今後どのような値動きで推移していくだろうか。
今回はレジサポラインを活用して、価格予想を行っていく。

<シナリオ①>:上昇の場合

現状高値を切り下げてはいるものの、300~320万円の下値では幾度となく買い支えが入っており、今後、このまま下値を固める動きが継続し、レジサポラインのレジスタンスを攻略することが出来た場合、上昇に転じる可能性がある。

その場合、直近の高値である400万円が一つの節目となりそうである。この価格帯を明確に上抜けることにより、安値・高値の切り下げが一旦は終了し、下落トレンドを脱したという判断が取れそうである。

次に意識されそうなポイントしては、450万円のラインと、500万円のラインがレジスタンスとなる可能性がありそうだ。
450万円のラインは、図の(A)のレジスタンス、(B)のサポート、(C)のレジスタンスとして意識されていたことが読み取れ、注意が必要だろう。

500万円のラインは同様に(F)でサポートとして機能しており買いが入っている事がうかがえる。この買い勢の売り圧力がかかる事が想定され、それを見越して利食いのラインとして意識されていることも想定されそうだ。
この500万円ラインを上抜けてくると損切りの買い決済や新規の買いエントリーが入ってきやすく、大きく価格が動意づくラインとして意識しておくべきだろう。

上抜け後のブレイクアウトで買いを入れてみるのも有効な戦略の一つかもしれない。

<シナリオ②>:下落の場合

下落の場合は、節目である300万円が最初のターゲットプライスとなってくるだろう。

このラインより下の価格帯では、200万円から300万円の上昇が2020/12/16~2021/1/1のおよそ半月の期間で到達しており、主だったもみ合い等も構成する事なく上昇したことから、下落に拍車が掛かる価格帯の可能性が高い。

下値の目処としては250万円、200万円といったところか。ブレイクアウトした場合は十分に注意する必要があるだろう。

(7/19午前06:00時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

7/18の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-0.71%、中央値は0.24%、標準偏差は3.00%となった。

最大上昇銘柄はQTUM/JPY2.32%、最大下落銘柄はXEM/JPY-10.02%

最大上昇銘柄のQTUM/JPYは、大きな買い変動というわけでもなく、440円から740円のレンジの中を価格推移している。

最大下落銘柄のXEM/JPYは二日連続上昇したのち、利益確定などで大きくレートが戻されたような模様。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

7/18の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は6.93%、中央値は5.91%、標準偏差は2.28%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXEM/JPY13.35 %。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONA/JPY4.72%となった。

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2021-07-19
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