MONA(モナーコイン)、三役逆転で強い下降サイン継続、115円の下値抵抗線が分岐点か
Daily Market Report 2021/07/15
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・一目均衡表で強い下降サイン継続
MONA/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
MONA(モナーコイン)のチャート・価格情報はこちら
上図は、一目均衡表(※)を設定させたMONA/JPY日足チャートである(期間:2021/3~現在)。➀価格が下降雲(上図赤線)下で推移、②遅行スパン(上図青線)がローソク足の下で推移、③転換線(上図オレンジ線)が基準線を下回っていることから、「三役逆転」の状態が発生していることが分かる。また、一目均衡表の3つのシグナル方向が揃っており、強い下降サインが継続している。ここで着目したいのは、「115円の下値抵抗線(6/22安値付近)の役割」と「遅行スパンの行方」である。
(※)一目均衡表についてはこちらのコラムを参照
・「115円」が分岐点になる公算
MONA/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上図を見ていただきたい。
足元は、115円(6/22安値付近)が下値抵抗線として意識される中、遅行スパン(上図青線)の好転が迫っていることから、同抵抗線の役目が重要な分岐点となりそうである(橙色の丸および矢印参考)。
上述した三役逆転による強い下降サインからすると、115円ラインは重要な節目であり下方ブレイクアウトすると、下落トレンドが加速することが想定される。
だが一方で、サポートとしての役割によって価格が反発すると、遅行スパンが上昇し、ローソク足とゴールデンクロスすることで好転(上昇サイン点灯)となる可能性も同様に考えられる。5/12足の下落により遅行スパンが逆転した後、相場の下落が加速した過去事例を踏まえると、遅行スパンが好転すると相場が急伸する想定もしておきたい。
したがって、どちらのケースもトレンド加速の可能性があるため、「115円」が分岐点となる公算と言えよう。
以下、115円を境に、<シナリオ1>と<シナリオ2>をまとめる。
<シナリオ1>:115円割れで下降トレンド加速
シナリオ1は、三役逆転で強い下降シグナルが継続している中、115円の下値抵抗線を下割れし、トレンドが加速する想定である。基準線を戻り目として意識し、転換線が基準線をゴールデンクロスした好転(上昇サイン点灯)で手仕舞いと考えたいが、115円割れの水準は2020年3月以来となり、注意が必要だろう。次の節目になりえそうな水準は2019年12月頃の80円台と2019年2月水準の50円台となる可能性もあるであろう。
<シナリオ2>:115円反発で遅行スパン好転
シナリオ2は、115円の下値抵抗線で反発し、遅行スパンが好転(上昇サイン点灯)で急伸する想定である。その場合、6月29日の戻り高値となる153円を攻略できるか確認したい。
上抜けできた場合は、同時に転換線が基準線を好転(上昇サイン点灯)している期待から、基準線を押し目として臨みたい。ただし、厚い下降雲(上図赤線)が覆いかぶさってきており、雲を抜けるためには日柄または勢いを要することが想定されるため、大局的には未だ下圧力が優勢である懸念が残る。一時の価格上昇後に、下向きの基準線に抑えられる形で反落する展開も念頭に置きつつ、相場に臨むことが肝要であろう。
(7/14午後8:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
7/14の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は0.18%、中央値は-0.27%、標準偏差は1.31%となった。
最大上昇銘柄はXLM/JPYの3.82%、最大下落銘柄はQTUM/JPYの-1.05%。
7/14の当社取扱い銘柄は、2日連続の全銘柄安から反転の気配が一部の銘柄にみられる展開となった。
最大上昇銘柄のXLM/JPYは、22日ぶりの安値を付ける場面もあったが、そこから反発した。しかし、日足チャート上の20日単純移動平均線がレジスタンスラインとなっており、このラインを突破できるかどうかが焦点になってきそうだ。
最大下落銘柄のQTUM/JPYは上値の重い展開が続いている。昨日のロウソク足は下ヒゲを伸ばした形であり、この辺りで下値を固められれば反発があるかもしれない。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
7/14の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値は6.94%、中央値は7.26%、標準偏差は1.85%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はETC/JPYで10.49%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPYで3.87%となった。
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